2005/11/21(月)10:14
がんばれ「はやぶさ」
小惑星探査機「はやぶさ」が、小惑星「イトカワ」へのタッチアンドゴーに
失敗したようである。残念だが、着陸に使用するマーカーがまだ1個残って
いて、最後の挑戦をするそうなので、期待したい!
ただ、是非、認識しておきたいことは、小惑星に、「はやぶさ」自身の影が
映るところまで接近していること自体、すごいことなのである。
スペースシャトルが国際宇宙ステーションに行くよりも、ある意味、高度な
技術が要求される。
その起動計算~自動制御技術に至るまで、まさに科学技術の結晶であり、
国民としては、もっと好意的に賞賛するに値すると思う。
マスコミは、失敗ばかりをとりあげるが、中国の有人飛行より技術的には
はるかに難しいことにトライしていることは、強調して欲しい。
ただ、日本の宇宙開発機構の体質には、大きな問題と、高コスト体質が
あると思うし、もっと、EU各国などと共同でやった方が、より多くの探査機が
飛ばせると思う。
自国技術にこだわるより、より多くの研究成果を上げ、小惑星・彗星という
太陽系生成時の情報をふんだんに持っている研究対象に、もっともっと
アプローチして欲しい。
さらには、ハッブルより小さくていいから、宇宙望遠鏡をもっと上げて、各
惑星を継続観測して欲しい。
(ハッブルなどは数年先までスケジュールが詰まっている=つまり宇宙
望遠鏡は絶対的に足りないのだ)
大気圏の中から、望遠鏡で宇宙を眺めるだけの身としては切に願う。