2007/10/18(木)03:47
国会中継 ~ポジリストとネガリスト~
録画して、「早見モード」で”聞く”ようにしている。
もちろん、どうしようもない部分は、飛ばしてしまうが。
昨日は、福田総理の「どうせわかってくれないんでしょ!」が大笑いだったが、
こりゃ、先進国の国会ではない。
先日の民主党・田中真紀子議員と福田総理の掛け合いも、税金を使って
やるようなレベルではなかった。
パフォーマンス優先という意味では、亀田家とあまり変わらないレベルである。
TVに露出している政治家の多くは、先にも書いたとおり、食わせ物が多い。
結果、国会中継を見る国民も、あたかもショーを楽しむようなスタンスでしか、
観る事が出来ず、やがて、「どうでもいいや」となってしまい、これこそ、官僚の
思うツボである。
イラク特措法に関して、またまたの引用で恐縮だが、西村真吾議員の
メルマガに、興味深い記述があった。
ポジリストとネガリストである。
ポジリストとは、「○○してよい」と法律に明記することで、ネガリストは
「○○してはいけない」と明記することだという。
多くの先進国では、ネガリストを明記し、後は行政に判断させるようになっており、
結果、各行政機関は、それなりの機能を発揮しうる。
もちろん、自衛隊が勝手に判断し、活動することは論外だが、氏のメルマガで、
阪神淡路大震災の事例が紹介されていた。
県からの出動要請が”なかったから”自衛隊は迅速に動けなかったというものだ。
このとき、ネガリスト的発想で動いていれば、自衛隊トップの判断で、迅速に動く
ことが出来たのだ。
つまり「○○してはいけない」というルールに触れなければ、自衛隊判断で、
迅速に被災地に駆けつけることが出来たということだ。
現在の”ポジリスト”的スキームでも、実はシビリアンコントロールが効いて
いないことが、今回の洋上給油問題で明らかになった。
ネガリスト的発想も、検討する価値が充分あると思うのだが。。。。