年末のボクシング
期待通り、見応えのある試合が多く、改めて現在の日本人ボクサーの充実振り を実感した年末だった。 【井上尚弥vs河野公平】 河野も頑張ったと思う。井上に効かせている場面もあったが、技術的な「精度」 で井上が優っていた。井上のKO勝利。 井上のように、才能もあり、その上にキッチリと訓練を積み上げる選手はある 意味「崩れ」がない。 自覚を持って内容のある訓練を積んだ井上に較べて、河野は「情」を絡めながら 訓練を積んでしまったのではないだろうか? 【内山 高志vsコラレス】 前回、序盤の打ち合いでダウンを喫してしまった後、焦って打ち合いに出て KOされてしまった内山。 今回は、しっかりガードを上げ、カウンターを貰いやすいフック系よりも、 ボディへのストレートなどを混ぜて安全側を取った闘い方だったが、動きがやや 硬く、フットワークが引っ掛かるような場面があった。 それでもダウンを1回、ボディへのストレートで動きを明らかに止めるなど、 有効な攻撃もあり、判定でいけるかと思ったが、判定負け。 コラレスの手数をジャッジが取ったようだが、試合後の渡辺会長のコメントの とおり、相性が悪いと思うが、今回は内山の調整は失敗だったようにも思う。 引退という言葉も出ているようだが、まだまだ高みを目指せるボクサーだと思う。 ファンの勝手な願望だが、今しばらく、内山のボクシングが見たい。 IMGP1995 posted by (C)kirk1701