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海外旅行紀行・戯言日記

海外旅行紀行・戯言日記

カナダお国自慢

「一枚の絵」と言う雑誌の1994年3月号に当時カナダ大使館参事官であったルイ・アメルは次の様に書いています。

カナダには自然が良く残っています。カナダの総面積の三分の一を占める北部のノース・ウェスト準州とユーコン準州には、カナダ人でも行った人が稀な無人地帯さえ、未だに残っています。

以前は観光客といえば団体だけだったのですが、近頃は個人、家族、グループ連れがレンタカー等を借りて旅行するケースが増えて来ました。日本人の95%はホテルやロッジを使っているようですが、これに対してヨーロッパからの旅行客の多くがキャンピングカーをしながら旅行しています。ホテルの食堂からも素晴らしい山々を見ることが出来ますが、キャンピングだったら野生動物が近づいて来たり、一寸歩くとムースやコヨーテ等も見られるのです。自分たちでキャンピングカーを借りて回ると団体旅行の時の様には多くの場所には行けないでしょうが、自分だけの風景を、自分の足で好きな様に見ることが出来るのです。
BowLake
特に絵を描くならキャンピングカーが最適です。荷物の心配も、ベッドの心配も要りません。日の出頃の素晴らしい風景も容易に見られますし、しかも安い料金で済むのです。

但し、カナダの旅行はホテル代やレンタカー代等も含めて、7月から8月初旬迄は1年中で一番高く、それ以後は安くなり、10月頃には半額までに安くなりますことを付け加えて置きます。

カナダは自然が美しく、自然保護が厳しいと言われていますが、私はもっと厳しくすべきだと思います。例えば、セント・ローレンス河には何十年も四百種類を越える廃液が捨てられて来ました。特に、沼沢地での造成は規制しないと渡り鳥にも影響が出てくるでしょう。最近、企業も政府も自然保護に対して厳しく考える様になって来ています。若い人達も禁煙したり、車をあまり運転しなくなって来ています。又日常生活の中でも、生ゴミは堆肥造りに使われ、それによってゴミの量が大幅に減少しています。人々の環境への関心がより高くなっているのです。広いと言われるカナダでも自然を手厚く保護しないと損なわれる恐れは十分あるのです。


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