海外旅行紀行・戯言日記

2016/07/28(木)09:01

鳥越バッシングはNegative Campaignの典型-革新都政の阻止に形振り構わず

Politics(723)

東京都知事候補の鳥越俊太郎氏へのバッシングが止まない。週刊文春の記事に加え、知事候補の小池百合子氏、元大阪市長の橋下徹氏等の“右寄り改憲論者”がそろって鳥越叩き、ネットでもNegative Campaignの動画を含めて加熱したネットウヨのバッシングが酷く、まるでサンドバック状態です。 当初は、自民党員でありながら党支援を得られず立候補した小池女史に心意気を感じたのです。増田候補は官僚のイメージが強く都民よりも「政府の言うがまま」になりそうですし、鳥越候補は政治経験が無いと言うのが理由でした。 しかし、小池候補は「政界の渡り鳥」と言われる策略家、小泉政権では重鎮でしたが、安倍政権では蚊帳の外の冷や飯状態でしたので、其処を脱するべく活動するのが主眼と感じられ、政治倫理をものともせず、Negative Campaignの旗振り役となったのです。 残り数日、候補の情勢を見て投票することにしました。 鳥越氏に対する攻撃の口火を切ったのは小池氏、都内秋葉原で行った街頭演説で、鳥越氏を『政策も何もない人、病み上がりの人』と、がん手術を経験した鳥越氏を、役立たずの病者であるかのようにけなした。 次いで「週刊文春」。鳥越氏の女性スキャンダルは、14年前の出来事で女子大生に対する淫行疑惑だったが、裏付けに最低限必要な被害を受けた女性本人の談話も無く、「関係者の話」で補強した内容で、悪質な選挙妨害と言わざるを得ない。 その文春報道に飛びついたのが橋下氏。ツイッターで鳥越批判を展開、≪政治家に対し差別報道・人格攻撃を除いて報道するのが民主主義。鳥越さん、説明責任を果たしなさい≫と、文春報道に乗った鳥越批判を続け、遂には政策に噛みついた格好で、鳥越氏を病人に仕立てた。市長時代に鳥越氏から批判を受けたことが忘れられず、「大阪の敵を知事選で」と攻撃、気に入らない相手を口汚く罵る手法が、この人の「人格」をよく表している。 鳥越氏は憲法改正阻止、原発反対。一方、小池・橋下氏は憲法改正論者で、原発容認。都知事選の告示直後、小池氏と鳥越氏がトップ争いをしているとの選挙情勢報道に接した右寄り陣営が、そろって禁じ手を繰り出した形となっている。

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