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2015.08.18
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カテゴリ:カテゴリ未分類
南海トラフの地震は、約90 - 150年(中世以前の発生記録では200年以上)の間隔で発生し、東海地震、東南海地震、南海地震の震源域が毎回数時間から数年の期間をおいてあるいは時間を置かずに同時に3つの地震が連動してきた(連動型地震)。
いずれもM8ほどあった。

西暦始め頃M9級の超巨大地震の発生。高知県土佐市宇佐の海岸から200m以上離れた蟹ヶ池で、津波による宝永地震の厚さ50cm前後をも超える堆積物が発見されている。


5世紀前半 - 静岡県坂尻遺跡および大阪府久宝寺遺跡の液状化跡、天理市赤土山古墳に地滑り跡から、この時期に南海トラフ巨大地震が発生したとする。

684年同時期に東海地震と東南海地震が発生し山崩れ、家屋、社寺の倒壊多数。津波の襲来後、土佐で船が多数沈没、田畑約12平方キロメートルが沈下し海となったと記録されている。地震の前後に伊予温泉や紀伊の牟婁温泉の湧出が止まった記録がある。
また伊豆諸島で噴火があり島が生じたとの記録がある。


864年-866年頃 富士山貞観大噴火。


886年 伊豆諸島の新島あるいは他島で噴火があった。


887年南海地震を示唆するが、同時期に東海地震と東南海地震が発生したと地質調査により推定されている。
五畿七道諸国、京都で民家、官舎の倒壊による圧死者多数。特に摂津での被害が大きかった。余震が1か月程度記録されている。


1083年富士山噴火。


1096年東海地震とされるが、東海地震・東南海地震連動の可能性大。

皇居の大極殿に被害があり、東大寺の巨鐘が落ち、近江の瀬田の唐橋が落ちた。
津波により駿河で民家、社寺400余が流失。伊勢の安濃津でも津波被害があった。
2年2カ月後の南海地震との時間差連動とみられる。


1099年南海地震で大和の興福寺で門や回廊に被害があり、摂津の天王寺でも被害があった。津波そのものの記録はないが、土佐で田畑約10km²が水没したという記録はある。


1112年伊豆諸島で噴火があった。


1200年ごろ(前後数十年) - 静岡県の上土遺跡、大阪府堺市の石津太神社遺跡、和歌山県箕島の藤波遺跡および那智勝浦町川関遺跡に残る地震痕跡から、この時期に南海トラフ巨大地震が発生したと推定。

1360年 紀伊・摂津地震 - M7.5 - 8.0、4日と5日の2度大きな地震があった。死者多数。尾鷲や兵庫に津波あり。これを東南海地震とする説がある。


1361年南海地震で摂津四天王寺の金堂転倒し、圧死5人。そのほかにも畿内の諸寺諸堂に被害が多かった。摂津・阿波・土佐で津波被害があり、特に阿波の雪(由岐)湊で1700戸が流失、死者60人余り。
湯ノ峰温泉の湧出が止まった記録がある。同月に伊勢神宮の被害記録もあり震源域を南海・東南海の両領域としている。

これに前後して多数の地震記録があり、6月16日-8月24日の約10回ある。石橋・佐竹(1998)はこの中の7月24日(8月1日)の地震を東海・東南海地震ではないかと指摘している。


1498年東海・東南海地震の2連動であり前後の近い時期に南海地震が別に発生した可能性が高いとしているが、南海地震の同時発生の可能性が高いとしている。
紀伊から房総までの沿岸と甲斐で揺れが大きく、熊野本宮の社殿倒壊も記録されているが、揺れによる被害は比較的軽かったともされている。
一方津波被害は大きく、伊勢・志摩で死者1万人、駿河の志太郡で死者2万6千人など、紀伊から房総にかけての広い地域に津波が達した。
湯ノ峰温泉の湧出が1ヶ月半止まったという記録がある。京都では余震が2カ月近く続いたという。
この津波により浜名湖が海と繋がった。
関東では宝永地震よりも津波被害が大きい一方、四国や九州では津波記録がなく詳細は不明。
高知県四万十市のアゾノ遺跡で噴砂が流れ出した直後から誰も住まなくなった。遺跡の調査から激しく揺れたことが分かり、徳島県でも同年代の地震痕跡が見つかっている。


1511年富士山が噴火。


1586年M8飛騨・美濃・伊勢・近江を中心に近畿・東海・北陸の広い範囲で揺れによる被害があった。伊勢湾と若狭湾で津波被害が記録されているが、異説もある。



1605年八丈島、浜名湖、紀伊西岸、阿波、土佐の各地で津波による家屋流出や死者が記録されている。外房や九州南部でも津波被害があった可能性があるとされる。
地震調査委員会は2001年の報告書では南海トラフで発生した津波地震とした。

この地震の他にも、慶長の約20年間には被害地震が多発した。



1614年 越後高田のほかに関東、東海、近畿、四国で地震被害の記録があるが、詳細不明。


1703年 M8.1、相模トラフのプレート間巨大地震。


1707年 東海・東南海地震と南海地震が同時に発生。
東海道、伊勢湾岸、紀伊半島を中心に、九州から東海北陸までの広範囲で揺れによる家屋倒壊などの被害。
土佐で家屋流失11,000棟以上・死者1,800人以上となったのをはじめ、九州から伊豆までの太平洋岸と大阪湾・伊予灘で津波被害。
死者2万人余、倒壊家屋6万戸余。高知で地盤沈下、室戸岬や串本などで隆起が見られたほか、道後温泉など複数の温泉の湧出停止が記録されている。

49日後に富士山の大噴火 東海地震のしての噴火。


1854年東海・東南海地震。
遠州灘沖に加えて駿河湾に震源断層モデルを推定している。各地の推定震度は、近畿地方と中部地方の大部分及び関東地方の一部で震度5弱以上、志摩半島、中部地方内陸部、駿河湾で震度6弱以上、遠州灘沿岸では震度7の可能性もあるという。
四国東部から房総半島にかけて津波があり、特に潮岬から渥美半島までの地域では昭和東南海地震の2倍近い高さで、三重県では10mに達したところがあった。家屋の倒壊・焼失3万軒、死者2-3千人と推定されている。
32時間後の南海地震との時間差連動と見られている。
その南海地震で九州東部から四国、中国地方、近畿地方西部までの地域で震度5弱以上、高知、徳島、兵庫、和歌山の沿岸部で震度6弱以上。
九州東部から紀伊半島にかけて津波があり、四国太平洋岸と紀伊半島南西岸で4-8mに達した。なお、紀伊半島より東側の被害の様子は東海地震との区別が難しく不確実。高知県久礼で16m、和歌山県串本で15mなど高い津波の記録もある。死者は数千人と推定されている。余震は9年間記録されている。


1855年)江戸地震 - M6.9、死者約4,000人、江戸市内で1万4千棟が倒壊・焼失。


1858年)飛越地震 - M7.0-7.1、土砂崩れや地震湖の決壊による被害が目立つ。死者203人。


1943年 鳥取地震 - M 7.2、死者1,083人。


1944年(昭和19年)昭和初めての東南海地震。東南海地震。
揺れや津波の範囲がこれ以前の「東海地震」よりも西寄りで狭く、駿河湾付近は震源域にならなかったとされている。
このことが、昭和期に駿河湾のみを震源とする東海地震の発生が危惧された原因となった。
紀伊半島から伊豆半島にかけての沿岸に津波があり、紀伊半島東岸で6-9mに達したが、遠州灘では1-2mであった。
被害は東海地方が中心であり、死者・行方不明者1223人、住家全壊約1万8千棟・半壊約3万7千棟・流失約3千棟と記録されている。
戦時中のため当時は詳細不明で、後になってから被害状況が分析されている。
御前崎市、津市で震度6、中部・近畿の計8県で震度5を観測。
約2年後の昭和南海地震との時間差連動と見られ、合わせて昭和地震と呼ばれることがある。


1945年(昭和20年) 三河地震 - M 6.8、死者・行方不明者2,306人、津波あり。


1946年(昭和21年)昭和南海地震。南海地震。
九州から房総半島南部にかけての太平洋岸に津波があり、四国と紀伊半島では4-6mに達した。
主に九州から近畿までの西日本で被害。死者1330人、家屋の全壊約1万2千棟・半壊約2万3千棟・流失約1500棟・焼失約2600棟と記録されている。室戸や潮岬で隆起、須崎や甲浦で沈下が観測されているほか、高知市付近で田園15km2が水没した。
中国・四国・中部・九州の計12県で震度5を観測。
約2年前の昭和東南海地震との時間差連動と見られ、合わせて昭和地震と呼ばれることがある。



以上が「東海地震」「東南海地震」「南海地震」の歴史です。


この3つの地震が一挙に起きた場合、また短い間隔で起きた場合は、太平洋ベルト全域に地震動による被害が及び、地域相互の救援・支援は実質不可能となると見られており、早急に地方自治体は連動型地震を視野に入れた防災対策を講じる必要があるとされている。
2010年の防災の日には初めて3地震の連動発生を想定した訓練が実施されている。

津波は、東海地震、東南海地震、南海地震の3つの地震が生じた場合、または数分 - 数十分の時間差を置いて連動発生した場合、波の高さが重なり合って土佐湾西部と東海沿岸のいくつかの狭い範囲で10m近い高さに達することがあるとシミュレーションされている。とくに浜岡原発にも近い御前崎付近では同時発生の時に比べて、海上波高が2倍以上となり11mに達することがあるという。

この他、南海トラフから琉球海溝まで全長1000kmにも及ぶ断層が連動して破壊されることで、非常に細長い領域におけるM9クラスの連動型地震、あるいはM9クラスの二つの超巨大地震が連動して発生する可能性も近年では指摘されている。



これを見て「東海地震」「東南海地震」「南海地震」では太平洋岸沿いだけでなく京都などの内地まで影響を受けていて、大阪や東海沿岸が地震や津波で大崩壊すると、大阪と東京は分断され被害は想像出来ません。

内閣府「南海トラフの巨大地震モデル検討会」を設置し、冬季の深夜にマグニチュード9クラスの超巨大地震が発の駿河湾から紀伊半島沖を中心に大津波が発生した場合、関東以西の30都府県で最悪32万3000人の死者が出る可能性があるとし、被災者は約5,900万人(東日本大震災での被災者人口は750万人)になると想定された。


それは明日かもしれません。










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Last updated  2015.08.18 20:37:31
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