2017/04/23(日)20:07
高越山 絶滅危惧種
高越山に自生する春の花々を求めて山歩きをしてきました。
22日7時40分、ふいご温泉登山口からスタート。
スタート早々、珍しい植物に出会いました。一瞬、ユキモチソウかと思いましたが・・・
帰って調べてみると、ムサシアブミ(武蔵鐙)というテンナンショウの仲間でした。
中ノ郷の桜は殆ど散ってしまいました。
桜が終わる頃、萬代池の畔では石梨の花が見頃を迎えます。
(中ノ郷を象徴する鳥居、その奥に白い花を咲かせた石梨が見えます)
その近くで咲いていた山吹、眩いばかりの満開です。
登山道沿いでは、マムシグサ(蝮草/サトイモ科)が目に付きました。これもテンナンショウの仲間です。
さて、今回の山登りで最も期待していた花・・・
限られた場所にしか自生しない貴重な山野草「アワコバイモ」です。
背丈が10センチ前後と小柄で周りに溶け込んだような色なので、中々目に付きにくい存在です。
目を凝らして探していると見つかりました。ラッキーです。ちょうど見頃を迎えていました。
これは、別の場所で見つけたアワコバイモ。
この花を見ると、高越山の春の到来を実感します。
(アワコバイモ/阿波小貝母/ユリ科/絶滅危惧種)
以下は、この日出会った山野草です。
🌸エンレイソウ(延齢草/ユリ科)
花はまだ蕾です。
🌸イワボタン(岩牡丹/ユキノシタ科)
🌸ヤマルリソウ(山瑠璃草/ムラサキ科)
花の直径は1センチに満たない小さな花ですが可愛い顔をしています。
高越山の春の訪れを実感した、ラッキーな気分になった一日となりました。