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先週から腰痛に悩まされているキタさん、電博堂のオープン作業がいつになくこたえる。先週までは楽々持ち上げていたシャッターが異様に重い。呼吸と気合いを整えて、静かに開けていく。まだまだ、まともに立っていられるのは１０分ぐらいなので、その度に寝転がって痛みをおさえる。でも、素麺流しでの３分腰状態に比べれば大分マシだ。あれを乗り切ったのだから、今日は何とかなるはずだ。ごろごろ寝ていると、お客さんがやって来るが、応対がまたつらい。腰を屈めながら、何とかやり過ごす。玉田さんにも「大変ねぇ～」と気遣われる。午後にはコムサロンの方が「ひめじ手作りてんこもり市」の宣伝にやって来られ、キタさんは篆刻の出店を依頼されたりする。夕方には、たまたま流していた「Fillmore The Lazt days」の中のSantana「Incident at Neshabur」を聞いた方が興奮気味に来られる。「いい曲ですね～。思わず足が止まりました。何て言う曲ですか？」と。サテライトでも何でもいいが、通行人の歩みを止めるというのは快感だ。とはいっても、腰をいたわるキタさんは、夕方恒例のサテライト放送は断念して、そろりと家路に着いたのでした。