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奇譚報道blog

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2004年11月02日
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カテゴリ:旅行エッセイ
しばらく留守をしていましたが、無事に東京に戻ってきました。
初めての義父母と一緒の海外と言うことで、自分が考えていたよりも緊張したのか気を使ったのか、成田に到着した時には、信じがたいほどに疲れていました。その後帰宅して五時間眠り、その後花まるうどんで一杯ひっかけてのち、九時間眠ってやっと復活です。泥のように眠って、どうでもいいような夢ばっかり見ていました。

カンボジアの空は雲ひとつ無いピーカンで、まるでクロマキー合成のための青い背景のような空が地平線まで広がり、全てが暑いのではなく熱い!という状態です。そんな日差しの中での遺跡見学でした。度入りのサングラスと日傘が大活躍。これでまだ楽な季節だって言うんですから、熱気あふれる4.5月っていったいどれぐらい暑いのか。40度越えて人死にが出るそうです。
それにしてもさすがに天下のアンコールワットです。世界中からやってくる、ものすごい数の観光客で、町は観光一色という状態です。遺跡はどこも大混雑でした。ディズニーランドか、ここは。何しろ飛行場からアンコールワットまで車で7分です。ホテルに到着するまでに、必ずアンコールワットを見せてくれる趣向なんでしょうか?
アンコールワット前には気球に乗って上空から遺跡を見るなんてサービスもあります。もちろん象に乗るサービスもあり。カンボジアの象は小柄で色黒でした。遺跡では睡蓮が花盛り、そして乱れ飛ぶ多種多様なトンボの群れ。青い糸トンボを見たのは、いったい何十年ぶりのことか。
でも、10年ほど来るのが遅かったかなぁ・・・と、体力低下もあって悲しい思いもしました。夕陽を見に昇ったプノン・バケンという遺跡から降りてくる時に、坂が下れない!確かにものすごい瓦礫の坂ではあるのだけれど、10年前ならもっとちゃんと降りられたのに~。・・・しかし義父母は私よりずっと早く降りていっちゃいました。もしかしてただの個体差?
カンボジアは1975~1979の間に工場などがほとんど破壊されてしまい、技術者もいなくなってしまったからだと思うのだけれど、売っている物のほとんどがベトナムやタイからの輸入でした。農作物はカンボジアの物だと思います。とにかく野菜が美味しい!炒めただけの空芯菜がとても美味しかった~。
アンコールワットのあるシェムリ・アップは建設ラッシュで、新しいホテルやショッピングセンター、カンボジアの少数民族の生活を見せてくれる、ミニ・カンボジア(マレーシアやインドネシアにもある施設)などができつつありました。あの遊園地行ってみたかったなあ、何か楽しそう。
最近は安いゲストハウスもできつつあって、1ヶ月とか滞在していく若いバックパッカーもいるらしいです。日本語の看板もいくつか見たので、日本人のパッカーもいるんでしょうねえ。
シェムリ・アップのガイドさんは若い女性で、雑談ができるほど日本語も堪能な上に、気の使い方が日本人に向いていてとても気持ちが良かったのでした。ホテルの方は、まだまだだね!という感じではありましたが、カンボジアの新しい王様の戴冠式も見ることができたし、お湯もたっぷり出ました。ただクーラーの外調機の排気が、部屋に向いているのがちょっと・・・。うるさいし暑くてベランダに出られないよう。





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最終更新日  2004年11月05日 23時01分44秒
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