カテゴリ:心霊・霊魂・怨念・超常現象
生体認証からiPadで操作する部屋まで、最近、世界の空港やリゾートホテルでは未来における旅行の様子をちらりと垣間見ることができる。 近未来に暮らす旅行者たちは、どのような飛行機や宿泊施設を利用することになるのだろう?また、最も気にある、「テレポーテーションは実現可能なのか?可能なら?いつ実現するか?」を、年代別にまとめていた特集があったので、見ていくことにしよう。 1. 2030年まで… 15年以内になされるデジタル技術の進歩により、旅行の計画や予約はシームレスで直感的な体験となっているだろう。スカイスキャナー社のCEOガレス・ウィリアムズ氏によれば、旅先の検索と予約はアマゾンで本を買うのと同じくらい簡単になっているそうだ。 パソコンの画面をクリックして飛行機やホテルを予約する代わりに、未来に暮らす人々は時計やアクセサリーなどの中に”eエージェント”なる個人専用の代理人を所有することになるのだ。eエージェントは所有者の好きな俳優や芸人などを模した顔、声、性格を持っており、3Dホログラムや仮想環境内部において投影される。そして、エージェントに声で命令すれば、あとは全て手はずを整えてくれる。 これは少々飛躍し過ぎにも思えるが、ここ数年で旅行がより個人的なものとなるのは間違い。例えば、コンピューターは検索結果やソーシャルメディアへの投稿を分析し、好みを相互に参照することで、所有者にぴったりの提案をする予測アルゴリズムを利用できるようになるだろう。 飛行機への搭乗手続きも今よりはるかにお手軽だ。チェックインのために空港のカウンターに並ぶ必要はもうない。空港の自動ポイントに荷物を預けさえすればいいのだ。 フューチャー・ラボラトリー社のスティーブ・トゥーズ氏によれば、生体認証顔認識ソフトウェアとスキャン可能なパスポートが採用され、通関手続きを1分足らずで済ますことができるようになるという。飛行機の乗客が搭乗ラウンジへ向かう途中では、高速レーザー分子スキャナーが荷物をさっとスキャンして安全確認を行ってしまう。 実のところ、こうしたシステムは2030年まで待つ必要すらないのかもしれない。韓国、ソウルの仁川国際空港には、間も無く顔識別とパスポートのスキャンを利用した生体認証出入国管理システムが導入される。2017年に開港を予定するシンガポール・チャンギ国際空港第4ターミナルにも同様のシステムが導入される予定だ。 そして、2030年までに宇宙旅行時代が到来している可能がある一方で、宿泊先の候補には水中ホテルが挙がっているかもしれない。ドバイで現在建設中のウォーター・ディスカス・ホテルなど、海底を眺めることができる一室は贅沢なリゾートホテルの最有力候補となるに違いない。 2. 2050年まで… 航空機製造企業エアバス社が最近、今後50年の業界トレンドについて予測を発表した。そこに登場する飛行機はSF映画から飛び出してきたかのような姿をしている。同社によれば、乗客は海風や新鮮なパインの香りが漂うマッサージシートでくつろぐことができる。また、特殊なシェードが日の光を遮るほか、サウンドシャワーも搭載されているため夜の睡眠もばっちりだ。 もし、景色を楽しみたいのなら、簡単な操作でパノラマウィンドウを透明にすることもできる。オマケとして、360度に広がる素晴らしい世界遺産の絶景などを楽しむこともできるそうだ。また、機内では豪華客船のようなバーも一般的となっているほか、せり上がるポッドによってプライベートな空間を持てるようにもなる。世界のフライト平均時間は約13分短縮されるため、1年を通せば大量の燃料が節約されるそうだ。 2020年代半ばまでには、機内の内装は今の狭くてストレスの溜まるものからガラリと姿を変えているだろうと、トゥーズ氏は話す。形状記憶シートが乗客の身体に合わせて形を変え、スマート照明システムが時差ボケを予防する。さらに、定期的に睡眠ホルモンまで散布されてしまうのだから、夜泣きする幼児だっていなくなるはずだ。 各シートは乗客個人に合わせて温度管理がなされ、ホログラフを利用した通信やエンターテイメントハブも備える。雲の上で映画や音楽のパーソナルコレクションを満喫しながら、地上の家族や友人とおしゃべりを楽しむといったこともできるのだ。ノイズキャンセリング機能があるので、隣の乗客の迷惑を気にする必要もない。 だが、スカイスキャナー社では、宇宙旅行が休暇の旅先に与える影響をより重視している。同社の予測では、2030年までに富裕層の間で宇宙旅行が実現され、2050年には旅の主流を占めているとする。 月の植民化については定かではないが、低軌道宇宙航行が可能になれば、大陸間飛行の時間はは大幅に短縮されることになるだろう。ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙船を例にとれば、これは地球を2.5時間軌道可能である。仮に同様の技術が商業ベースで応用されれば、一般旅行客がロンドンーシドニー間を2.5時間で移動できるようになるだろう。 3. 2100年まで… フューチャー・ラボラトリー社のレポートによれば、今後100年で巨大飛行船、人工機動島、スマートホテルが一般的になっているそうだ。 目的地から目的地へと旅を続けるリゾート島が海岸線に浮かぶ姿を想像してみて欲しい。2030年初頭までには持続可能性があらゆる休暇における不可欠の要素となっているため、人工島は食料や水を生産することができるはずだ。そのため、豪華客船の如く優雅に航海を続けるリゾート島は環境に微塵の影響も与えない。 ホテルの部屋はあらゆるものが自動化され、しかも個人向けにカスタマイズされている。現在でも多くのホテルがiPadで照明、音響、ルームサービスなどを操作するシステムを導入し始めているが、今後数10年ではそれが当たり前となる。 しかし、未来学者のイアン・ピアソン氏によれば、未来のホテルはさらに一歩進んでいる。彼の予測では、睡眠導入マッサージ機能付き枕が快適な眠りを保証してくれるうえ、ホログラフィック壁システムに個人トレーナーはおろか、家族や友人まで3Dで映し出されるようなのだ。 そして、長旅すら過去のものとなるかもしれない。グラスゴー大学のマリー・ジャクリーン・ロメロ博士によれば、テレポーテションが2080年までに日常となる可能性があるのだ。同博士の説明では、テレポーテーションが不可能となるような基本法則は存在しておらず、技術が発達すればSF映画のような装置が可能になるのだそうだ。 最も近い将来は15年後。最も遠くて85年後。さてこれらの予測が当たるのかどうか?途中まで見届けることにしよう、そうしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.04.30 03:23:23
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