カテゴリ:ヘルパー講座
特養老人ホームの実習が2日間にわたり、計16時間ありました。
私としては、一日8時間も拘束されて、過ごすのは辛いものです。 夕飯のことが一番、気にかかるところです。 やっと終わって、今日はホッと一息ついています。 ですが・・・・頭の中は・・・施設での二日間のことが、 いろいろ浮かんでは・・・・「大変だぁ」・・・と思うばかりです。 仕事につなげる意欲がどんどん遠のいていくのです。 命を預かる仕事だし、施設は利用者さんの生活の場なので、 いつまでも続くのです。ターミナルの方もいるのです。 軽い気持ちではいけない。相当な覚悟がないといけない。 とあらためて感じました。 二日間とも入浴があり、二階から一階の入浴場まで 車いすや寝台のエレベータでの移動のお手伝いに 衣服の着脱をお手伝いしたのです。 技術介護で健常者同士で、お互いに練習したのとは大違い。 実際の利用者さんは体も硬くてとても動かすのが困難、 汗をかきかき、必死です。 利用者さんが笑顔でいてくれるので・・とても救われました。 私が救われてしまって・・・・しょうがないですね~(-_-;) 寝たままの方にズボンをはかせているときに、 そんなに無理やりした覚えがないのですが・・・ ヘルパーさんに怒られる一コマもあり・・・ちょっとガクリ・・・トホホ 利用者さんはいつもは食堂(ホール)で過ごし、食事の時間になると、 寝室にいた方も少し斜めの寝台に乗って、食堂につれてこられます。 利用者さんの食事はひとそれぞれ、食べられる形が違います。 普通食、刻み食、ペースト状。 口から取れない方は管をつないで、体につないで取る方もいるのです。 ご自分で食べられない方はヘルパーが回って、食事を口に入れていくのです。 私も食事介護をさせてもらいました。 眠ったような状態の方で、声をかけながら、食事介助するのですが、 名前を呼びながら、口にスプーンを持って行くと、口を開けてくれるのです。 口に入っているのに、途中で口が止まってしまったり・・・ また、声をかけて・・・・飲み込むまで見て、そして、もう一口・・・・ 「おいしいですか」と声をかけてもほとんど反応がないのです。 目を少し開けようとするくらいで、すぐに眠ってしまうような感じです。 少しずつ声かけしながら、スプーンを運びます。・・・必死です。 お茶を入れたときにむせてしまい、セキこまれて・・・・ びっくり・・・ドキドキです。 ヘルパーさんを呼んで・・背中をたたいてもらって、 少し待ちましょうということに・・・本当に世話のやける実習生です。 あとで見たら・・・その方はしっかりと食べていたので、 ホッと胸をなでおろしました。 実習で、いろいろな体験ができるのかと思っていたのですが、 見ているだけで、とても無理です。 ヘルパーさんたちが普段している仕事でも、身体介護などの移乗のときは、 とても神経を使っている様子が見て取れました。 落としたら大変なことになりますからね~ 手際よく仕事をこなすヘルパーさんの仕事ぶりにもびっくり・・・尊敬です・・・ 始めは利用者さんとお話をするほうが難しいと思っていたけれど、 ホールでお話をしているほうが、気が楽に思いました。 施設も人手不足のようで・・・大変な気がしました。 そんな中、私たちのような実習生がおじゃまするのですからね~ 職員の皆さんは、余計大変だったと思います。 だけど、私たちは、利用者さんとお話する時間がたくさんあって、 利用者さんには喜んでもらえたのではないかと勝手に思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 26, 2005 01:30:33 PM
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