一つのシュミレーション
昨晩、「救命病棟24時」を見ていました。 震災後の状況で、私のイメージと少々違うと思われるシーンがあるものの、ドラマですので仕方ないかもしれません。 地震などの天災は、防ぐことより被害を最小限に抑えることがポイントになりますが、国際紛争などの人災などは知恵の力で防ぐことが可能ではないでしょうか。 戦争は愚かな行為だと言うことは簡単ですが、実際は問題の解決手段としてある意味有効であるからこそ、有史以来なくなることはなかったのではないでしょうか。 すなわち、「戦争反対です」「戦争は嫌いです」「世界は平和でありますように」という思いは否定はしませんが、万能でないことは確かなことでしょう。 創作的発想で、一つのシュミレーションをしてみます。201x年 北朝鮮にて軍事クーデターが起こり、内乱状態になる。直ちに、難民の流入を避けるため、北朝鮮と接する国々は国境を封鎖して、強力な国境警備をする。北朝鮮の混乱を避けるため、韓国から脱出民が発生。(第一次脱出)在韓国連軍(米軍)臨戦体制になる。それに対応して、在日米軍基地が非常警戒態勢になる。在日米軍基地が、敵対勢力のミサイル攻撃のターゲットにされる恐れから、海上自衛隊が日本海で非常体制を取る。在日米軍基地周辺住民の不安により、各種社会問題が起きる。(マスコミが騒ぐ。)201x年 北朝鮮の内乱は、中国派勢力とロシア側勢力に分かれ激化し長期化する恐れがでる。201x年 北朝鮮国内からの難民の一部が、海上から日本上陸開始。法整備のふびから、日本海沿岸の自治体が混乱する。 人道派団体が、難民受け入れのアピールをする。(人道発想を利用して、一部のマスコミが無責任に騒ぐ。)201x年 北朝鮮から、大量の武装難民が韓国に流入。韓国から脱出民が発生。(第二次脱出) 周辺各国、海上封鎖強化。人道派団体の、難民受け入れのアピールが強くなるが、日本海沿岸地域に難民が無秩序に上陸して、住民の不安が高まる。(マスコミの報道傾向が変わる。) 日本は秩序ある受け入れが行えるまで、完全封鎖を宣言。海上封鎖強化。朝鮮半島全域が混乱する。朝鮮半島からの武装難民が、日本沿岸に強行上陸を始める。日本海沿岸が臨戦体制になる。対応の遅れた、対馬、隠岐などの離島が無政府状態なり、マスコミや人道派団体の、難民受け入れの声が消える。 ・・・強いリーダーシップのある、指導者の登場を求める声が高まる。 これは、あくまでも創作です。 でも、一つのシナリオして可能性があると考えます。 戦争は悲惨です。国を失った国民、民族には悲惨な現実があります。 厳しいですが、いくら人権が大切だと国連でアピールされても、加盟各国は自国民の保護を最大の目的にします。すなわち人権が大切な権利であると理解していても、その権利を守れる唯一の保証は、国というものに所属している国民に限られてしまうのが現在の状況でしょう。 将来、国という枠組みがなくても、最低限の人権が保障されるようになることを希望しますが、現在は、国を失ったものが救済されるにはそうとうの時間がかかります。 人災は、知恵により防ぐことはできると考えます。 人類には、歴史の教訓という素晴らしい財産があります。 そして、人には予知能力がなくても、予想する能力があります。悲惨な状況を避ける知恵、最悪の状況を避けるための工夫と努力の可能性は、いつも残っているでしょう。 「救命病棟24時」を見て考えました。