1059322 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ひっそりとした時間

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

バックナンバー

プロフィール

らる935

らる935

フリーページ

2010年02月07日
XML
カテゴリ:海外ドラマ

営業を停止することになった新聞社である手紙が見つかった。それは新聞記者ローあての「ローンデール駅 午後10時このままではすませない」とタイプされたものだった。
その女性新聞記者は1945年ローンデール駅で事故死されたとされていた。
彼女の手にはハンドバッグの取っ手だけが残っていて、バッグ目当ての強盗だと思われていたのだ。
その日の10時の電車で事故にあったはずのロー。事故ではなくて、手紙の送り主に突き落とされたのか?

当時を知る者たちに事情を聞き始める。
1945年、戦争終結が近いとされた新聞社でローは家庭欄の人生相談を担当していた。しかし彼女は家庭欄よりも政治欄の特集記事担当することを目標としていた。
まだ時代は男尊女卑が強く、彼女に政治欄は与えられなかった。

その人生相談で戦争から戻った夫が毎晩遅く、戻ったときには酒臭い、と便りをよせた女性に「距離を置いては」という回答をしたことに腹を立てた男が新聞社に乗り込んできたことがあった。
その男アーサー・プールの息子デヴィッドに事情を聞く。
ローは新聞社ではそのアーサーに対して臨戦態勢だったが、後日思いなおしてプール家へわびに出かけた。
そこでプールの親類である男に出会い、ローは彼と恋に落ちる。


新聞社ではローの同僚が1面を飾る特集記事を書けずに苦心していた。そのネタにローが出会ったデヴィッドの話が役にたつかも知れない、と聞かされていた同僚だったが、ローの彼との親密さを前に仕事を忘れたのではないかと危機感を覚えて彼女らのデートの場に現れたらしい。

ローはプールの親類の男がホロコーストの生き残りだと聞かされ、同じ運命をたどって生き残った人間を捜し当てていた。
その女性はヨハンナ・ホフマンといって、フィラデルフィアに住んでいた。
彼女はヨハンナに会いにいったのだった。そして自分の持つデヴィッドの写真を見せた。
ヨハンナはプールと言われて見た写真に愕然とする。
写真には自分にユダヤ人の囚人を表す入墨を入れたドイツ人の看守、アントン・ビッカーが写っていたのだ。

***

何十年も経ってから知られる事実があるんですね。
身元を隠しさえすれば他人になりきって人生をやり直せると思い、他人に成りすました人が何人いたのでしょう。

第二次世界大戦を体験した生き残りがどんどん数を減らしています。
もう終戦から65年を迎えようとしているんですから無理もありません。
それでもわたしの住む町で、今なお身元不明の戦死者がいることを憂い、なんらかの方法で身元確認を急ぐ呼びかけが続いています。

亡き父の話では、戦争に行っていて戻ってきた父が地元駅に降り立とうとしてその景色に絶望を感じたと言います。
実際にすっかり焼けてしまった地元の町では身元不明の死者があふれ、その名簿が存在します。名簿以外に不明となった人が何人もいるとのことで、編物教室でお世話になっている公民館に名簿に乗らない当時の戦没者の記録を求めている張り紙が去年の秋からあることに気づきました。
戦争を知らない世代のわたしたちに、今の暮らしは戦争中と比べることはできません。本当の戦争を知らないから。それがどれほど幸運か、よく考えるべきだと張り紙を見て思いました。

**

昨日の雪は今日のお日様の前では短命でした。
とてもよく晴れましたが、やはり寒い日でした。

朝からまたくしゃみ連発、鼻水全開だったのですが、花粉の最盛期のような喉の痛みはまだありません。
早くこの時期を無事やりすごしたいものです。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年02月08日 01時08分41秒
コメント(0) | コメントを書く
[海外ドラマ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X