ひっそりとした時間

はるか昔、わたしはアメリカのミステリー小説にはまっていました。
その頃は名古屋駅に多数の書店があり、会社帰りに立ち寄って
通勤バッグに入るサイズの文庫本を探していました。

そんな頃、映画も見ていました。
アガサ・クリスティの作品と言えば名探偵ポワロ。
わたしが最初に見た映画は「ナイル殺人事件」
リネット役にミア・ファーローが出演していて、
イメージを焼き付けられました。
ポワロ役はピーター・ユスティノフ。
ポワロってこういう人なのか？自分の想像とちょっと違いました。

この映画が当たったのかどうか記憶にありませんが、
しばらくして「クリスタル殺人事件」も公開されました。
これが原作「鏡は横にひび割れて」の映画版です。

アガサ・クリスティにはまっていたわたしは
まだミス・マープルを読んでいなかったのもあって
当然のように映画館に行った記憶があります。
アンジェラ・ランズベリーのマープルはちょっと強烈でした。
あと、女優マリーナ役はエリザベス・テイラー。
今思えば「何がなんでも興行収入を取る！」制作意思がバレバレ。
若い人は知らないだろうけど、エリザベス・テイラーは
映画界では特別な「美人女優」の座に長らく鎮座されていたでしょうから。
映画1980年クリスタル殺人事件　The Mirror Crack'd

少し一線を退き始め、過去に子供に関する闇に紛れた過去を持つ女優、
というところが筋書きの大切な部分でした。
小説を読むより、女優を見比べるとなかなか深い作品な気がします。

ジョー・ヒクソン版「鏡は横にひび割れて」
The Mirror Crack'd from Side to Side

ジュリア・マッケンジー「鏡は横にひび割れて」
The Mirror Crack'd from Side to Side

ミス・マープルのドラマでマープル役を演じていた
ジョー・ヒクソン、ジェラルディン・マクイーワン、ジュリア・マッケンジー
3人とも良さがそれぞれあると思います。
でも、、実はわたし、ジェラルディン・マクイーワンとジョー・ヒクソンを
一緒くたにしてました＿|￣|○　なんてこと。


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今日、何が書きたかったかと言うと、
ドラマまたは映画の邦画タイトルと原題は違うということを
後に知った作品でした。
クリスタルで検索しても出てきませんからね。

そういう意味ではミステリー作品は現題と邦題が全然違うもの多いです。