2009/12/01(火)06:55
あなたがその花だった
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そんな花が私の墓に咲いていたそして私のなきがら上に身をかがめて私の手に、額に、眼に接吻した悲しげに 無言にあたかも、女心の嘆きのように
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私の眼は閉じていたけれど魂はあなたの顔を見守っていたそしてあなたも私を見つめていたその心は悦びにふるえつつ姿は月の光のため精霊のようにほのぼの照って ・・・・・・・・・・・・ ハインリッヒ ・ハイネ 『ムーシュのために 』より、抜粋