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22日のNY株式市場は反発し、NYダウは前日比96ドル72セント高の1万2381ドル2セント、S&P500種株価指数は10.58ポイント高の1353.11、ナスダックは3.57ポイント高の2303.35で今週の取引を終えた。
週末のNY市場は、前日の急落の反動から小高い水準で始まったものの、住宅市場の低迷から住宅ローン金融のフレディマックやファニーメイの業績が下振れるとの見方から、メリルリンチが投資判断が引き下げた事を手掛かりに、信用不安が再燃し金融セクターを中心に売りが膨らむと株価下げに転じ、午後にかけて下げ幅を拡大していった。 しかし、取引終了が近づく頃になって、米金融専門局CNBCがモノラインのアムバック・フィナンシャル・グループに対し、欧米の銀行団が最上級格付けの「AAA」を維持するための救済策を週明けの25日か26日にも発表する可能性があると報じた事が伝わると、金融セクターを中心に急速に買い戻しの動きが広がり、主要株価3指数はV字回復し上げに転じて終えた。 なお、シカゴ市場の日経平均先物3月物の清算値は1万3595円で、大証終値1万3500円を95円上回って終了した。 一方、NY外国為替市場で円は対ドルで小幅ながら続伸し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=107円15―20銭で取引を終えた。 住宅市場の低迷からフレディマックやファニーメイの投資判断が引き下げられた事を手掛かりに信用不安が再燃し、リスク回避による円買い・ドル売りが優勢となり、一時は106円70銭台まで上げ幅を拡大する場面があった。しかし、午後にモノラインのアムバック救済観測が報道されると、信用不安の後退からNY株が急速に切り返した事から円売り・ドル買いが強まり、円は伸び悩む展開となった。 円は対ユーロで続伸し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=158円90―95銭で取引を終えた。 信用リスク不安や景気後退懸念を背景にNY株が軟調に推移した事から、リスク回避による円買い・ユーロ売りが優勢となっていた。しかし、午後にモノライン救済計画についての報道が伝わると、信用不安の後退からNY株が急速に切り替えした事もあり、一転した円売り・ユーロ買いが強まり伸び悩む展開となった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 23, 2008 08:56:42 AM
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