ナイト・ディーラー <株・為替・債券・石油などのマーケット・ニュースを報道・解説>

２０１０年５月７日（米国時間）

＜株式市場＞

ＮＹダウ　　１万0380ドル43セント　　前日比139ドル89セント安

Ｓ＆Ｐ５００　　 1110.88　　　前日比17.27ポイント安

ナスダック　　　2265.64　　　前日比54.00ポイント安

日経平均先物６月物（シカゴ）　１万0185円　　大証比245円安

ＮＹ原油６月物　１バレル＝75ドル11セント　　前日比２ドル00セント安

（概況）

この日発表された４月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比29万人増と、約４年ぶりの高い伸びを見せ、米国経済の力強い回復基調が改めて確認された。しかしながら、ギリシャの財政危機の深刻化と、他の欧州諸国へ信用不安の連鎖が波及する事への警戒感に加え、前日の株価急落の一因とされている取引システムに対する不安が市場のムードを暗くさせた事で、米国株式市場はリスク回避の動きが止まらず、大幅に続落して取引を終了した。


＜ＮＹ外国為替市場＞

ドル／円　　１ドル＝91円60―65銭　　前日比１円05銭 円安

（概況）

この日発表された４月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比29万人増と、約４年ぶりの高い伸びを見せた事で、ドル／円には買い戻しの動きが先行し、一時93円30銭付近まで急反発する場面もあった。しかし、ギリシャの財政危機問題に端を発し、欧州全体に拡がった信用不安を沈静化させるべく、欧州中央銀行（ＥＣＢ）がユーロ圏内の銀行の資金調達支援に乗り出すとの観測が浮上した事で、ユーロ／ドルへの買い戻しが拡がり、ドル／円の上値を抑える格好となった。


ユーロ／円　１ユーロ＝116円90―95銭　前日比２円65銭 円安

（概況）

ドイツ連邦議会が1100億ユーロのギリシャ支援法案を可決した事や、ギリシャの財政危機問題に端を発し、欧州全体に拡がった信用不安を沈静化させるべく、欧州中央銀行（ＥＣＢ）がユーロ圏内の銀行の資金調達支援に乗り出すとの観測が浮上した事を受け、ユーロ買い戻しの動きが広がった。