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2005.12.16
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カテゴリ:カテゴリ未分類
シベリア寒波の足音が聞えてくる。高齢者にとっては命に関わる危険極まるシーズンの到来である。

元 近鉄、オリックスの仰木彬監督(70歳)が12月15日に肺炎で亡くなられた。冬のリスクはいろいろあるけど、高齢者にとってそれは怖いものの筆頭だろう。

ご存知「3大疾病」は、癌、心臓病、脳疾患。この3つで日本人の年間死因の6割を占めるが、では4番目は?  これが肺炎であることはあまり知られていない。

肺炎球菌には80種類以上の型があって、それぞれの型に対して免疫をつける必要があるが、肺炎球菌ワクチンを接種しておけば、そのうちで感染する機会の多い23種類の型に対して免疫をつけることができる。これらの23種類の型で、すべての肺炎球菌による感染症の8割ぐらいを占めている。
1回の接種で23の型のほとんどに対し有効レベル以上の免疫ができ、この免疫はよく持続して5年以上続くといわれる。

抗生物質が発達しているから肺炎になっても大丈夫。と思っているのは大間違い。以前の肺炎球菌は抗生物質がよく効いたのだが、最近は耐性菌といって抗生物質が効きにくくなってきているので、より予防接種が重要視されている。

高齢者を中心に猛威をふるうインフルエンザの最大の原因は「肺炎球菌」によるものだが、肺炎球菌ワクチン「ニューモバックス」でほぼ撃退することが出来る。

世界保健機関(WHO)は肺炎ワクチンの接種を勧告している。この予防接種自体は20年以上も前にアメリカで開発され、欧米では積極的に使われている

関心の高いアメリカでは65歳以上のほぼ5割が接種しているらしい。
     (接種の主な副作用は、注射部位の皮膚の腫れ、発赤。)

ところが、昨年度、日本でワクチンの接種を受けた人は全国で5000人に満たない。作家の河野多恵子さんが、「アメリカでは肺炎の予防接種が盛んに行われているのに、どうして日本でないのか」と読売新聞で嘆いておられる。

日本ではインフルエンザのタミフル薬が2001年2月2日から保健適応になっていて、耐性菌が出るほど使用されているが、なんと肺炎ワクチン接種には健康保険が効かないのだ。

そのせいで先進国では最も接種率が低い。高齢の慢性肺疾患患者にインフルエンザと肺炎の両ワクチンを接種すれば、入院を6割、死亡を8割減らすとの海外報告もあり、安全性も高いのにだ。

 保険が効かないので自費が6千円~9千円程かかる。
リスクを考えれば、安いのか高いのか、どうだろう。ただ、病院によってはワクチンを用意するのに2・3週間かかることもある。

昨年は17,000人が肺炎で亡くなっている。 交通事故の死者数がこの数字だった時代もあるが、いまや事故死は年間7000人を割る見通しとなった。

ワクチン「ニューモバックス」は一応、「75歳以上」の人に「適応」となっているが、肺の具合の悪い人、心臓病、がん、肝硬変、腎不全、糖尿病(成人病)のある方は、「オレはまだ若いから」と油断しないで医者に相談したほうがいいのでは。

咳もまた わがものなれや 死ぬるまで  ・  杉山 岳陽





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Last updated  2005.12.16 09:16:42
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