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カテゴリ:園芸
園芸品種として改良されたスミレ科の植物です。現在何千種もあるといわれていますが、もとをたどれば、「ビオラ・トリコロール」という野生種から改良されたもので、品種改良の歴史は200年近く前(1813年)からあったとヨーロッパでは言われています。 花が人間の顔に似て、八月には深く思索にふけるかのように前に傾くところからフランス語の「思想」を意味する単語パンセ (pensee) にちなんでパンジーと名づけられました。 日本へは江戸の末期に渡来し、花形が人の顔に似ていたことから「人面草」、また蝶が舞う姿に似ていることから「遊蝶花」とも呼ばれていました。 自然界に「パンジー」という植物はありません。パンジーの小型のものを特に「ビオラ」と区別して呼ぶことがありますが、特に見分け方などはないみたいです。春花壇の主役としてよく利用されます。花色もバラエティーも豊富なので、パンジーだけでにぎやかな庭造りをすることも可能です。 パンジーを低木や潅木の下に植えると、生物マルチのような効果 (雑草の抑制) を得ることができる パンジーは交配が進み、黄金色、オレンジ色、紫色、スミレ色、黒(濃青による)など多彩な色彩をもっています。 パンジーはとても丈夫な植物で、日当たりがいいところで よく生長ます。 秋蒔きの一年草であり通常ライフサイクルの完結には足掛け2年を要します。 1年目に青葉を茂らせて冬を越し、2年目に花実をつけた後に枯死します(寒冷地では多年草ですが、日本の多くの地域では夏の気候が暑すぎるため枯れてしまいます)。 ほとんどの園芸家は、ホームセンターなどで苗の状態で購入し庭に移植するようです。(こぼれ種でも自然に増えます) パンジーがなめくじで全滅!!のこともあるので、ジャガイモやバナナの皮や「ビール」で集めて駆除するのが良策だと思いますが、気持ちが悪い人は「ニーム」の粉末を蒔くと良いようです。 「ニーム」はゲジゲジやシロアリなどにも有効で、ペットにも優しい自然のものらしいです。(ホームセンターで買えます) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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