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テーマ:闘病日記(4028)
カテゴリ:闘病記
日々変化する父の病状に闘病記がフラフラと迷走してしまっていて、読んでいて下さっている方々には中々どれがいつの話やらわからなくなっているかもしれないけど・・・。
まあ、別に話の順序が多少前後してしまっても、一応一話完結でお送りしているつもりなので(なんのこっちゃ!?ですが)あまり深く考えないで、その日その日を楽しんで頂ければと思っています(て、決して楽しめるような内容ではないとは思うけど)
今日は父が副作用で夜中に下血した時のちょっとびっくりなお話をお届けしますね
私たち親子はいつも宵っ張りで、毎夜TVが強制終了させられる12時までしっかりTV鑑賞を楽しみ、それから父のストマの処理とおしっこを済ませて12時半ころ眠りにつきます。 「気分悪いの?」と声をかけるけど、父はベッド脇に置いていたゴミ袋をつかみ取りその中に嘔吐を繰り返していました。入院してからずっと絶食で、やっと出だした食事も全く食べていなかったので、吐き出すものはほとんど胃液のようなものだけでしたが、ゲロゲロと悶絶する父に代わって私がナースコールし、ほどなくして看護師が駆け付けてくれ、嘔吐している事を説明するとすぐにナースステーションに取って返しゲロ受け(なんて言うのか知らないので)を持ってきて 「これに出して下さいね!!」 と、言いながら血圧・酸素量を測りと、まったく平静時と同じ対応で、その間も父は嘔吐を繰り返しているので、何とか嘔吐を止めるとか医者を呼ぶとかしないのかとイライラしたけど 「血圧も酸素量も大丈夫そうなのでもう少し様子を見ましょうか・・・」 と言ったその時、父の人工肛門の辺りからグルグルっと大きな音がしたので、私がパジャマをめくってストマをみると、その中には大量の赤黒い血が出てきていて、それが絶え間無く湧き水の様にドンドン増えて、あっという間にパンパンになってしまったので、まだ嘔吐を繰り返す父を看護師に支えてもらい、私がストマの中の掃除をする事にします。 (このストマと言うのは袋状なので当然ながら満杯になるとパンクして大変な事になります) 私はストマの処理をしながら看護師に 「これって、この前大腸に穴が開いた時と同じ症状なんやけど、ほんまに大丈夫なん?」 看護師は血圧も下がってなくて却って少し上がってるくらいなので大丈夫だと言います。 「そんなこと言って、大腸に穴が開いた時も血圧下がらなくて200近くまで上がったんよ!」 と、食い下がると、やっとの事で一応ドクターに相談してきますねと部屋を出て行きました。
で、待つこと10分ぐらい(入院中の身の上で、ここは病院なのに何でこんなに時間かかるのかようわからんけど)やっと戻ってきたと思ったら 「今日の内科の当直医は呼吸器なのでちょっと対応出来ないので、今から主治医に連絡とりますね」
ひゃあ~~~~ 私はちょっと卒倒しそうになりました こんだけ待たせておいて、今から主治医と連絡やなんて・・あたしゃもうとっくに主治医と連絡取れてるもんやと思っていたんですけど・・・(トホホ・・
「今から主治医と連絡取っても仕方ないやん!下血なんやから消化器科のドクターに診てもらったらええんとちゃうん?」
(関西人て、切れるとものすごく関西弁丸出しのちょっと汚い言葉になっちゃいます←私だけかもですが・・・)
で、ここで白衣の天使から帰ってきたお言葉に、私はほんとにブチ切れました
「あの、血液内科での入院だと、主治医の指示がなければほかの科のドクターは診察する事は出来ない規則になっているんです。」
お見事 ノックアウトされちゃいました
「そんなんおかしいやん!まるっきりお役所仕事やん」 はい!正に中央市民は神戸市の第3セクターなんですけどね
「ここは病院でしょ!?父を診れる医者もおらへんの?このまま何もせんと放っとくの!?」
私の剣幕に、只々決り事でごめんなさいと謝る看護師。 実際この看護師さんは本当にいろいろ親切によくお世話して下さるとても優秀な看護師だと思うんですが、如何せん、中央市民は危ない橋は叩いても渡らないお役所仕様みたいです
このほかにも私は結構きつく看護師さん責めたような気がするけど、ほんとに良くできた看護師さんで、私をなだめながら、父を気遣い、その上で中々連絡の取れない主治医に連絡してくれたり、救急外来のドクターにお願いしてくれたり、ほんとによくやってくれました。
で、結局、主治医の一人と何とか連絡がつき 下血が延々と続かず、おなかに痛みがなく、血圧も100を切らないようだったら副作用の範疇なのでそのまま朝まで様子を見て下さいとの事でした。
私も主治医のこの言葉を聞いてはっと冷静になったのですが 確かに急な発熱と下血に嘔吐までは大腸に穴が開いた時と同じなんですが 大腸に穴が開いた時は、ドクターが触診できないほどの激痛が有ったのを思い出しました(看護師さんごめんね)
父もその後嘔吐もおさまり、下血も一袋半ぐらいで収まり、発熱も9度くらいまでで何とかしのぎ、無事朝を迎える事が出来ましたが、私の方は結局ほとんど眠る事が出来ずに朝を迎えました。 でも、実際真夜中の患者の緊急事態と言うか、急変に病棟に看護師二人だけでどこまで対応できているのかは疑問です。 で、この下血という大きな副作用を以ってして、主治医にある宣告をされる事となったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.04.28 16:27:09
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