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Apr 7, 2019
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4月7日は仕事。

予定が前倒しになった、シャトル便の運転をしていると、弟からLINEのメッセージが入った。

『親父の容体が急変…』

会社に戻って、車を止めてから弟に連絡を入れると、

「もう、脈が無いねん…」

とのこと。

急いで、上司にそのことを報告して、会社を出た。

そのタイミングで、弟から再び、LINEのメッセージが入った。

『死亡が確認されました』

間に合わなかった…

様子を聞くために、弟に電話すると泣きじゃくっている。

『こりゃあかんわ』

と思って、タクシーを飛ばして病院へ駆けつけた。

移動中、嫁さんやお袋に電話して段取りをつけた。

お袋は、力なく、

「あんたらに任せるわ…」

と言うので、お袋を迎えに行くのは後回しにした。

到着すると弟は冷静を取り戻していた。

病室へ入る前に、親せきや葬儀屋への連絡を済ませて、親父の待つ病室へ。

顔を見ると、思ったよりも穏やかな顔で安心した。

「親父、おつかれさん」

そう、声を掛けて合掌。

俺はぐっと、溢れる感情を堪えて、病室を出て、再び葬儀屋の手配。

この日が来るのをいつも覚悟はしてきたが、いざ直面すると、辛い。

親父の亡骸を葬儀屋に引き取ってもらって、帰宅。

弟が家まで送ってくれたので、車中では子供のころの親父との思い出話に花が咲いた。

俺の思い出は幼稚園に入る前後のころ、親父が車の洗車に行くとき、ガソリンスタンドの2階にあった

レストランで阪神高速の車を見ながら、ミックスジュースを飲ませてもらったこと。

親父と二人だけで出掛ける、この時間が好きだった。

俺が車バカになったのも親父の影響が大きい。

そのころ、親父から車の名前を教え込まれて、車窓から見る車の名前を大抵言い当てた。

多分、当時の俺は親父の喜ぶ顔を見たかったから。

お袋に聞くと、親父も昔は車検の度に車を乗り換えていたらしい。

弟の思い出は、親父が草野球に入っていた頃のこと。

家から結構遠かった、須磨の球場に度々早朝足を運んでいた親父。

偶に俺たちも連れて行ってもらった。

子供のころ、こんなでかい球場で野球のできる親父は凄いと思っていた。

弟はその後に連れて行ってもらった、喫茶店のモーニングが忘れられないらしい。

そんな他愛のない思い出話を話し合って、帰りの道中は和んだ。




親父、3年以上も苦しかっただろうに頑張ってくれてありがとう。





さて、明日からは恐らく俺が喪主にならないといけないので、気合入れて頑張らなきゃ…





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Last updated  Apr 8, 2019 07:04:57 AM
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