25歳を過ぎた頃か？

仕事で、度々台湾に訪れた。

確か、仕事で初めて行った海外が台湾だった。

最初は会社の研究所の室長の”カバン持ち”みたいな感じで、本部長から直々に命令され行った。

その時は”室長が来た”と言うことで、現地のエージェントさんからかなりのもてなしを受けた。

だって、空港に着いたら、黒塗りのハイヤーが待っていて、それで、仕事先を回ったもんなぁ～

夜もニューヨークタイムズに掲載されたことのある、小籠包の有名店や、お店に行く前に

オーダーして焼き始める、北京ダックのお店とか、宮廷料理のお店とかどこに行っても美味しかった。

その後はお姉ちゃんに居るような、お店に連れて行かれ、現地のホステスさんが流暢な日本語を

話すのには驚いた。

25年くらい前なのに、カラオケは既に日本語の曲がいっぱい入ってたのにも驚いた。

確か、尾崎豊の I love youを歌った記憶が…

そのあと、翌日早いのに、どこで調べたのか？ホテルの部屋にそのお店のお姉ちゃんから、

「今から遊ぼう」

と言われて、断るのに苦労したことも…(汗)

その次に行ったときは、研究の先輩社員と二人で行った。

このとき、大変な目にあった。

現地でとあるテストをするので、持っていく荷物が多かったので、その先輩社員にお手伝いしますよと

言ったら、持っていく荷物が送られてきた。

当日、その荷物を持って、飛行機に乗り込み、現地に向かって入国審査の時、大変な目にあった。

手荷物検査で、その荷物が引っ掛かり、中を見せろと言われて、箱を開けたら、大量の注射器とテストで

使う、ガラス管に入った薬品が出てきた。

その注射器は”シャブ”に使うようなサイズの如何にもって感じのもの…(滝汗)

『絶対、強制送還や！』

とマジで焦った。

現地語で色々言われたけど、全く分からず、知っている数少ない英単語を

並べていたような気が…

検査官もぞろぞろ集まって来るし、30分以上やり取りして、分かってもらえたのかどうかよく

分からなかったが、何とか入国できた。

今だったら、絶対に捕まるだろうな～

一人で行ったこともあった。

その時は、自分の担当していた商材を使っているトンネル工事でトラブルが起きたから、

アドバイザーとして来てくれというもの。

なので、いつものエージェントとは関係ない仕事だったので、一人でホテルとか手配したら、ホテルで

チェックインしようとしたら、予約がないと言われ、拙い英語を話して

何とか部屋を確保したことも…(汗)

行くと、毎回1週間ほど滞在していたので、現地の方と色々お話しする機会もあった。

テストで行ったときは、現地の担当者の方が兵役で軍に行った後なので、話題は徴兵の話になった。

『なぜ、徴兵に行くのか？』

と質問したら、

『いつ、中国が攻めてくるかもしれないから』

という回答には、平和ボケした我々には衝撃的な答えだった。

本当に現地の方は親日家の人が多く、日本人に親切だった。

また、年配の方は日本が統治していた時代に、日本語教育を受けた方がいらっしゃるので、

年配のタクシードライバーの方は大抵日本語が通じた。

でも、全て仕事で行ったので、1回も観光したことがないんだよね～

落ち着いたら、また、台湾に行ってみたいと、最近思ってます。