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カテゴリ:酒場
仕事帰り、シンガポール時代の高校の先輩に紹介してもらった、シンガポールつながりの人と食事へ。彼も自分のコンドミニアムの下にあるキャンティーンでチキンライスをよく食べたらしい。
終電で神戸へ帰っていると、西宮あたりで「お客様の中に急病の患者さんがいらっしゃるため、しばらく停車して手当てを行っております」とのアナウンス。終電、かつ10分程度やったから騒ぎにならずにすんだけども、朝のラッシュアワーやったら、たとえ相手が重病患者であったとしてもど顰蹙やったやろうな・・・こうやってJRは頻繁に遅れが生じているのね。まぁ命がかかってるのかもしれないし、判断は正しいのやろうけども。 1時頃元町に着き、鯉川筋を上がっていると・・・なんともまぁ酷い光景を目にしてしまった。よく薬局の前に宣伝広告として置いてあるプラスチックの人形、カエルのケロちゃん(正確な名前は不明)のアタマの部分が車道の端に転がっていたのだ。胴体部分は反対側の端に倒れている。見るに堪えない無残なこの姿・・・かわいい顔をしたケロちゃんがひっくり返ったままニコニコしている・・・涙が出そうになった。しかし一人ではアタマだけ拾って胴体部分と合体させる勇気もなく、ものすごい罪悪感と共にその場を去った。こういう心無いことをする人がいるから、街は賑やかでありながらどこか冷たい殺風景なものになっていく。徒然草で柚子の木の囲いに興ざめする兼好法師を思い出した。ケロちゃんも今回は暴力の対象になってしまったけど、もしかすると盗まれて売られる運命にあったかもしれない。いつの時代も人間の欲には嘆かざるを得ないですな。 そのまま今晩も『ミラーボールカフェ』へ。ちょっと寒かったので温かいものを・・・のリクエストに、「アマレット」のお湯割りが。「アマレット」とは、あんずの種をブランデーに浸してエキスを抽出してから熟成させたもの。湯気を鼻でス~~っと吸うと、それだけで鼻が通っていくような、金柑系の香り。味は甘くてホットレモンのように体が温まっていく。 3時近くなったところで、お客さん、マスターと共にケロちゃんを救出&手当てをしに現場へ駆けつけた。なんとか応急処置をして歩道に立てかけてあげたが、もしかすると耐え切れずにアタマが落ちてしまうかもしれない。 明日の朝、薬局の店長は変わり果てたケロちゃんの姿を見てどう思うだろう・・・考えると、本当に心が痛む。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 7, 2005 01:05:56 AM
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