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例年この時期の受験生たちは、それぞれに特別な夏を過ごす。
とりわけ今年はこれまでにはない特殊な状況である。 それゆえに受験生自身はもちろん、彼らの保護者も、 そして受験生を支える者たちにとっても不安の念が絶えない、 そんな短くも暑い夏になりそうである。 なかなか思うように学習が捗らず、気持ちばかりが焦る。 しかしながら、焦ったところでただ時間が過ぎていくだけである。 時間の流れが一定に進むのと同様に、 あなたの歩みの速さが急に速くなることも、残念ながらない。 だから多少急ぎながら、 一歩ずつ目指すところに歩んでいくしかない。 前に進むことが目的であることはもちろん理解できるが、 やみくもに前へ進めばよいということでは決してない。 「戻らなくても済むように」、 前に進んでいかなければならない。 これが最も肝要ではないかと私は強く言いたい。 戻らなくても済むような進み方を可能にできるなら、 目的の場にたどり着かないことはないからだ。 ただし、決められた刻限までにたどり着けるかどうかは、 「なにがどうあっても間に合わせる」ように、 こうするよりほかはない。 「受かればいいな」で実際に受かるのは、 あくまでも能力が足りていた場合だけである。 入試において合格するために必要なものは、 たんなる「想い」ではなく、 「強い想いと、その強い想いを現実にする行動」である。 少しもぶれない気持ちで、 最後まであきらめずに、 戻らなくて済むような行動を、 焦らずに、されど急いで。 当たり前かつ厳しいことを言わせていただいたが、 残り時間が着々と無くなっていくこの時期であるからご容赦いただきたい。 ただ、今のこの時期から、 飛躍的な成績の向上を真剣に望むのであれば、 やらざるをえないことであろうとは、 個人的には強く思っている。 受験生自身、受験生の保護者、 そして彼らを支える者たちも、 もう腹をくくる時期ではないだろうか。 今年は今までに誰も経験したことのない「特別な夏」ではある。 しかしながら、受験で合格を勝ち取るためにすべきことは、 今年も例年同様に特別なことはない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 28, 2020 04:52:19 PM
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