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図書館の中庭には池がある。端の方のベンチに行くと、一番隅のベンチで高校生のカップルの男の方が女のスカートの中に手を突っ込もうとしていた。
「イギリス人の患者」の作者の作品の割にはamazonでもbk1でも引っかからない。 国書刊行会で、文学の冒険シリーズでということで初めからそういう期待はしてなかったが、予想通り、全仕事という割には、ビリーの細かい生涯を、ビリーやパット・ギャレットのことをよく知らない人にも分かりやすく書かれているという本ではない。全然ない。私はビリー・ザ・キッドを捕まえたのはワイアット・アープだと思っていた。 ブート・ヒルには四百以上の墓がある。それが 七エーカーの空間を占めている。念入りに作ったゲートがあるが 墓石のあいだを木の枝のようにこんがらがって 通っている道にメイン・ルートはない。 ブート・ヒルの死者のうち、三百はひどい死に方をした 二百は銃で、五十以上がナイフで 列車の下敷きになったのもいる──西部では よく知られた見すごされる殺人のやり方だ。 バーのけんかがもとで脳出血をおこして死んだのもいる 少なくとも住人が鉄条網で死んだ。 ブート・ヒルには女性の墓はふたつしかない その墓地で自殺だとわかっているのはそのふたつだけだ ビリー・ザ・キッドあるいはその周辺の連中の語る言葉、インタビュー、詩、漫画本からの文章だけの抜粋。それらで構成された、「ビリーとはこんな男だった」ということを伝えたがっている、そんなことはちっともわかりゃしない本。 万博の太陽の塔な、ありゃおかしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003/05/25 09:39:01 PM
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