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世界が暗い。
前の持ち主が丁寧にボールペンでたくさんの誤植を訂正してくれていた。"ファンタジーの元祖"と、呼ばれて、いる、らしい。あと それには、モールズワースというのは「彫刻のライオン」「壁かけの部屋」「かっこう時計という代表作があり、ネズビットやメアリ・ノートンなんかの、いわゆる「日常的魔法(エブリデイ・マジック)」というファンタジーの手法を始めた人、というセツメイがあって、その例として「壁かけの部屋」の中の子ども部屋にかかっている壁かけ(タペストリー)のくじゃくなんかが、ちょいとウィンクすると、見ていた子どもがその絵の中にすっと入ってしまう、という場面が引用してありました。 えっ! と私は興奮した。 だって、だってだってこのシーンてさ、ナルニアのカスビアン王子の船に、あのイヤミなユースティスが現れた時とそっくりではないの! 解説より なんかあたまいたい。 田舎の古い屋敷にあずけられた少女が、古い時計の中に住んでいるかっこうと出会い、いろんな冒険をする。最後に人間の友達が出来るとかっこうとはお別れ。「いい子になりなさい」うるさい。 助手:しかし、すべてが夢であるなら、すべてが現実だといってもいいわけじゃな。 番人:なるほど、見えました。つまり、見えません。 リリパット・レヴェル モールズワース「かっこう時計」夏目道子 訳(福武文庫) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003/06/15 02:31:44 AM
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