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カテゴリ:世界の国々
イギリスでホームステイをしていた家はレンガ造りで、2階建ての家が4軒連なった造りをしていた。
これはイギリスではよくある一種の集合住宅で、terraced houseと呼ばれている。 小さな子どもがいる家庭などは、このような住宅に住んでいることが多いらしい。 4軒それぞれの家の前には歩道に出るまでにいくらかのスペースがあり、そのおかげで道路側から見た場合のスペースがたいへん広々としている。 このスペースは各家族が思い思いに草花を植えたりして、趣きのある雰囲気をかもし出している。 さらに家の裏側にも芝生が植えられたスペースがあり、そこで洗濯物を干したりしていた。 この物干し台(?)、日本では見たことのないタイプであった。 簡単に言うと、傘の布をとって骨だけにして、それをもっと大きくしたような形(?)で、風が吹くとくるくる回るような仕組み。 なかなか可愛いくておもしろいが、家の前面からは決して見えることはない。 あくまでも表の顔と裏の顔は別であり、町全体の景観は整然としてとても美しい。 (マンションのベランダに洗濯物や布団が堂々と干されている日本の景観は、どう見ても生活感がありあり…^^;) 昔は「庭」=gardenだと思い込んでいたが、スペースとしての庭はyardで、草花や野菜などの植物を植えてあるところがgarden。 美しく花々が植えられたgardenをもつ前庭はfront yard、傘の骨みたいな物干し台が置かれている裏庭はback yardである。 イギリス人はガーデニング好きな国民だ。 私のホストファミリーも、日曜日に遊園地に行くような感覚で園芸店に出かけていた。 その頃の日本には「ガーデニング」などというおしゃれな響きの言葉もなく、園芸と言えば「おじいちゃんの盆栽」というイメージがあったので、イギリス人て結構ダサイと思ったメーベルであった^^;。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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