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2006年05月18日
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テーマ:癌(3550)
カテゴリ:看護
本当に久しぶりの入浴ができ、母はすっきり、喜んでました。
体力も使うので、ぐったり眠ってばかりでもありましたが・・・。

転院先の病院では、兄の結婚披露宴に出席できるよう、全力を尽くしていただけるようで、
とりあえず一安心です。栄養不足や貧血のため、点滴、輸血などが必要な場合がありますが、
それでも、出席できれば御の字です。

またそれとともに、いざという時のために、家族で蘇生術を行うかどうかの意思決定を
しておいてくれ、という話もありました。私は父に一任と話しました。
本人ができるだけ苦しまない方がよいので、蘇生術はいらないかと思っていますが・・・。

血中酸素濃度は68%とかなり低め。胸水のせいでしょう。
利尿剤を倍に増やし対応することに。
栄養源を抜かぬよう、できる限り胸水は抜かない方針のようです。

以前の病院とは方針が違うので、どちらがよいのか私にはわかりませんが、
とりあえず今の主治医チームにお任せするつもりです。


---------------------------

(以下、上とかぶる内容もありますが、後で書き直したもの。上も一応残したままで・・・)

主治医チームのうち3人+看護師長を入れて、最初の会合がありました。
別室で行ってくれ、母や家族への配慮はばっちり感じられました。
また、こちらのメインイベント「兄の結婚披露宴への出席」についても、
理解していただいていて、足りない栄養の補給や、輸血など、
27日に体調がピークになるようにベストを尽くしていただけそうです。
あとは神のみぞ知る・・・(無信仰日本人( ̄∇ ̄;;)ゞ)

その一方で、ターミナルの時期に入っていることは紛れもない事実なので、
容態急変に備えて、家族の意思を定めておくように、という話もありました。
蘇生術(心臓マッサージや人工呼吸器など)を行うのか、
最低限の処置で自然に任せるのかという2択。
つらいことではあるけれど、早い段階でこういうことを確認していただけるのはありがたいこと。義母の時は、まったくそういうことがないまま容態急変を迎えたため、
その瞬間に判断、という状況になり、離れて住んでいる家族間で話しているうちに・・・
となりました。
結果的にはそれでよかったね、と話しましたが、ちゃんと説明がきけなかった義妹や、
決断に間に合わなかったことに対する義父の後悔みたいなものは残っている気がします。

治療に対する姿勢や、ターミナルへの配慮など、いろんな面で、以前の病院と
現在の病院では違いを感じます。
これはある意味、医療の地域格差かな、と思います。
使用する薬は同じ、治療の選択肢も同じだとしても、
ソフト面(人材)やハード面(設備)など、やはりどうしても格差を感じます。
一概にどちらがいい、ということもないのでしょうが、
日本のどこに住んでいるのか、どこの病院で治療を受けるのか、によって、
寿命が変わるのは好ましくないことなのでしょうが、それが現実なのだと実感しています。

地域密着型の総合病院と、東京の大学病院で、まったく同じ、ということはあり得ないですね・・・

◆東京の大学病院の方がよいところ
1.ターミナルでも希望すれば積極的に、検査、治療等を行ってくれる(反面患者本人は苦痛あり)
2.チームでの診療のため、治療の偏り、医師の独断治療の可能性が低い
3.検査の種類や設備の新しさで、より精密検査ができ、その結果、患者に合う決め細やかな治療が行える

◆地方の総合病院の方がよいところ
1.融通が利きやすく、最終的に別病院へ転院させられることはない(人情?ベッド数?)
2.積極治療と緩和ケアを同時に行うことができる(治すことのみを使命としていないから?)
3.医師にも人情味が感じられる(反面、効率的でなかったり、医師の気分に左右されることはある)

どちらが良いのかは、人それぞれでしょうね。






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最終更新日  2006年05月19日 08時30分12秒
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