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コエテ。

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2006年07月31日
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テーマ:癌(3549)
カテゴリ:看護
昼前に病院へ行ったら、母が赤い顔をして、のどを押さえて苦しがっていた。
小さな咳を繰り返しては、のどに絡んだ痰が出ず、もがいている。

何度もどうしたのか聞くと、のどが痛い、咳が出ない、息が苦しい、という言葉に反応。
背中をこすってみたり、胸を軽くたたいたり、水を飲ませたり、口内を脱脂綿や歯ブラシで
磨いてみたり、少しでも出てきた痰を手で引っ張り出したり、とさまざまなことをして、
ようやく1時間ほどで落ち着いた。
とてもドキドキした。

朝から熱があり、似たような状況だったのらしいのだが(父談)、
看護師さんを呼んでも「これくらい大丈夫です」とあしらわれたようで、
私が行ったときには、呆然と付添ベッドに腰掛けていた。
きっと父もどうしてよいか分らず、判断力も失い、何も出来ずにいたのだろう。

そして、父は私が行くと同時に、「待ってました」とばかりに
「ちょっと用事があるし、帰って家でご飯食べるわ・・・」
と言い残し、ふらふらと病室を出て行ったのだった。
現実逃避かも。

ただ、あまりにも状況がひどかったので、毎日お昼に差し入れを持ってきてくれる
伯母が、しばらく一緒に付き添ってくれて、とても助かった。
一緒に母に声かけをしてくれたり、もってきたガーゼ絞りのスイカジュースを
飲ませてくれた。
彼女が、毎日手絞りで「スイカジュース」と「りんごジュース」をもってきてくれるのは
とてもありがたい。かろうじて母が「美味しい」と反応する飲み物。

午後は比較的おちついて、3時ごろからは眠っていた。
以前、眠ってばかりで心配していたが、本当につらいときは眠ることもできないようだ。
眠れるうちはまだまだマシなのだなぁ、と思った。






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最終更新日  2006年08月03日 09時28分54秒
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