テーマ:癌(3549)
カテゴリ:看護
昼前に病院へ行ったら、母が赤い顔をして、のどを押さえて苦しがっていた。
小さな咳を繰り返しては、のどに絡んだ痰が出ず、もがいている。 何度もどうしたのか聞くと、のどが痛い、咳が出ない、息が苦しい、という言葉に反応。 背中をこすってみたり、胸を軽くたたいたり、水を飲ませたり、口内を脱脂綿や歯ブラシで 磨いてみたり、少しでも出てきた痰を手で引っ張り出したり、とさまざまなことをして、 ようやく1時間ほどで落ち着いた。 とてもドキドキした。 朝から熱があり、似たような状況だったのらしいのだが(父談)、 看護師さんを呼んでも「これくらい大丈夫です」とあしらわれたようで、 私が行ったときには、呆然と付添ベッドに腰掛けていた。 きっと父もどうしてよいか分らず、判断力も失い、何も出来ずにいたのだろう。 そして、父は私が行くと同時に、「待ってました」とばかりに 「ちょっと用事があるし、帰って家でご飯食べるわ・・・」 と言い残し、ふらふらと病室を出て行ったのだった。 現実逃避かも。 ただ、あまりにも状況がひどかったので、毎日お昼に差し入れを持ってきてくれる 伯母が、しばらく一緒に付き添ってくれて、とても助かった。 一緒に母に声かけをしてくれたり、もってきたガーゼ絞りのスイカジュースを 飲ませてくれた。 彼女が、毎日手絞りで「スイカジュース」と「りんごジュース」をもってきてくれるのは とてもありがたい。かろうじて母が「美味しい」と反応する飲み物。 午後は比較的おちついて、3時ごろからは眠っていた。 以前、眠ってばかりで心配していたが、本当につらいときは眠ることもできないようだ。 眠れるうちはまだまだマシなのだなぁ、と思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月03日 09時28分54秒
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