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午前中、
塩沢駅前通りのお雛様巡りへ。 (今日までです) 某お宅を見たかった。 今日、お話を聞いたら 江戸時代は塩沢宿の脇本陣。 去年、フリーペーパーに掲載した 塩沢駅前テクテク散策時にも 《外観からして、このお宅は何だ~》と 友達と沸き立ったのですが、理由が分かった… 本陣の場所もお聞きする。 (今は既に新しい建物ですが) 塩沢小学校のお庭が かつて立派な日本庭園だったのは 昔のお屋敷跡だったから。 北越雪譜を著した鈴木牧之の生家は 現在も残っていますが、 鈴木家の番頭さんをしていた方が 建物と土地を引き継いだもので、 実際の鈴木家の血を継ぐものは どこか別の土地へ移り住み 所在が知れない。 とか。 特別に中庭の先へ入れて頂き、 4つも連なる蔵の中まで見せて頂けました。 (こんな時の運はいい( ̄▽ ̄;)>) あーーー… ここまで手つかずの、現在も使われている 蔵の中を拝見したのは 本当に初めてです。 一般の家庭でも、 蔵の在るお宅は凄いけれど、 もう。 さすがの脇本陣、えらい事になってました。 ふっと何気なく つり下げてあるもの、 立て掛けてあるもの、 仕舞われているもの… 解り易く1枚ずつ見本が出されている器倉庫、 (取り皿、お猪口、全てが美しい骨董品) 23,000冊以上をかかえる古文書蔵、 米蔵の作りは 県内にも類を見ないという 背の高い柱を何十本も巡らしたもの。 (○○造りって、うーん。名前失念。) 江戸時代中期の大きな団扇は、 火事の際、屋根の上に降り掛かる火の粉を 払うのに使ったそう。 10本くらい、ボロボロながら絵まで残ってる。 そして、 鈴木翁から直接贈られたという、 北越雪譜 初版本が揃いで!! 触って、捲って来てしまった。 虫食いもシミも無く、とても状態が良い。 塩沢の財産がそのまま保管されている… 主は高齢で、度重なる震災と豪雪により、 数年内にこれからの事を決断しなければ ならないと言う。 町に寄付してもすぐにはおそらく 有効活用され難い。 骨董屋さんに流せば 塩沢にあってこそ活きる価値が 無くなる上に、他所へ散逸する。 《保存する道を考えている》と 当主の娘さんは言って下さった。 残って欲しいな…この場所でこそ。 ふー。 興奮してしまった。 麗しい機会を与えてくれた企画に感謝。 また来年、巡ってみよう。 許可を頂いて、 350年前に造営された中庭の写真を。 雪が溶けたばかり。 夏は、毛氈苔で埋め尽くされるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年04月02日 15時44分30秒
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