古布工房はやかわ録

2009/07/22(水)19:30

月の朔/太陽の月

空気にとけて遊ぶ 森のこども。 十日町市の山の中にある 〔星と森の詩美術館〕へ。 ぐるりと囲む ブナ林を散歩しながら、 日食を待ちました。 アリンコとも遊ぶ。 何ムシ? 隅々まで美しく面白い。 木漏れ日に ピンホールの役目を期待したけれど、 曇り空の光量では叶わず。 30年近く前の作品。 瞽女(ごぜ)さん。 帰り道の十日町市内では 鈴を鳴らしながら 門付け(かどつけ)している方を 見かけました。 〔久しぶりに見たなぁ〕と 地元の商店の方。 〔昔みたいに 家の外と中が筒抜けじゃないから、 呼びかける音に気がつかないし 人も出てこないよね〕と。 庶民的な 魔法を思い出して、 久々に作った 照る照る坊主。 朝まで雨だったというのに その仕事ぶりやみごと! 日食グラスを 持っていなかったけれど、 厚みのある雲のおかげで 月のように欠けた太陽の形が クッキリ。 しばらくの間、 虫の音、鳥の声をお供に 月の影を楽しみました。 現象の仕組みはシンプル… これほどスケールが大きくなっても、 些末な出来事を飲み込んで。

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