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小島大虎の四方山ばなし

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2011年12月06日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
感染症の季節。
迅速診断や治療、登校(出社)停止、などの話をはじめると、個々でそれぞれ異なりややこしいことになる。

簡単に感染症の(感染症でない疾患用もあるが)迅速診断について。

インフルエンザは9割くらいの精度(咽頭)。でも、100%ではないです。抗インフルエンザ薬投与するかの選択に有用。

溶連菌(咽頭)。まあまあの精度。ペニシリン系の抗生剤をつかうかの選択に使える。

おたふく、手足口、水痘はなし。でも症状が特徴的。確定診断希望するならは血液でゆっくりと。水痘以外は、特効薬なし。

アデノウイルス: 迅速診断キット(咽頭)おいてますが、特効薬なし。薬の選択のためでなく、プール熱で登校停止にするかどうかの判断の参考のために使用。

マイコプラスマ: 迅速診断はおいてません。咽頭での診断でなく、血液の診断(採血いやがる人多い)が必要で、精度は5割、というのはありますが。マイコプラズマで、登校停止はない。抗生剤は、ポピュラーなマクロライド(クラリス、ジスロマック)。ぼくは、最初に出す抗生剤がセフェムが多いのだけど、開業医さんはマクロライドが多いよう(最近の耐性増加の噂と関係?)。セフェムはマイコプラズマによく効かないので、なおりがわるいときには、変更してます。確定診断希望者は、血液をとって、翌日に返事します、というのが実践的な方法と考えてます(こちらのほうが迅速診断より精度高いし)。






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最終更新日  2011年12月06日 08時20分31秒
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