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どうしても酸化還元反応でつまづく人は多い。
酸塩基は水素イオンのやり取り。 酸・・・水素イオンを出すもの 塩基・・・水素イオンを受け取るもの 中和・・・水素イオンのやり取りをして水と塩ができるもの 酸・塩基でつまづく人の大部分はイオンでやられています。周期表と関連付けてイオンの価数を覚えるとかなり解決できます。 酸化還元は電子のやり取り。 酸化・・・電子を奪う。自分自身は還元される。 還元・・・電子を与える。自分自身は酸化される。 この定義が辛い人は 酸化・・・電子を失う。 還元・・・電子を得る。 という関係をまず納得できる必要があります。 その上で、酸・塩基と対比させると、今までの知識と関連付けられるでしょう。 中和の反応式で水素イオンがでてこず、 酸+塩基→塩+水 になったように、酸化還元でも肝心の電子がでてきません。 出てきませんがやり取りをしています。 そのやり取りの関係が分かるものが半反応式です。 本当は半反応式を覚えたほうがいい。でもどうしても辛い人は一覧表をじっと見てみましょうか。 酸化剤+水素イオン+e- → 変化後の物質 + H2O 還元剤 → 変化後の物質 + 水素イオン + e- 酸化剤は水素イオンと電子を食って、食って、変化後の物質になり水ができます。 還元剤は、還元剤だけ左側に書いたあとで、変化後の物質+水素イオン+電子e-を 出す出すです。 傾向が分かると暗記が楽になるかもしれません。 例外があって、例外のくせに重要なので書きます。 酸化剤はハロゲンです。 Cl2 + 2e- → 2Cl- 電子を食ってハロゲン化物イオンになります。 還元剤の例外は金属単体です。たとえばNa。水素イオンがでてきません。 Na → Na+ + e- 仕上げに半反応式を組み合わせて電子を消し、酸化還元の反応式を書きます。 化学は化学反応式を書くのが重要なので。反応式が書ければ量的関係の問題が解けます。 酸化還元はまず電子のやり取りであることを理解すること。 本当は半反応式を覚えたほうがいい。ベネッセでもZ問題を解く人、個別試験で化学を使う人は必須です。でも半反応式が本当にしんどい人は、実はベネッセのY問題しか解かない場合には問題中に半反応式が一部分与えられます。だいたい理解していれば、半反応式を組み合わせる方が暗記より重要なスキルです。 でもねー。さすがにハロゲンが酸化剤になる反応や金属が還元剤になる反応の半反応式はY問題でも書かせるみたいだよ。イオンと電子しか出てこなくてシンプルだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.04 22:49:49
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