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6月は多様な顔を持った月です。梅雨という少々暗い顔、六月の花嫁という明るい華やかな顔、夏至という沈まぬ太陽の顔、等々。そんな中での週末を意欲的にお過ごしのことと思います。
事を成し遂げる方法も一つではありません。多様な思考を巡らし、その時適切と感じることを色々と試してみるのもよいかもしれません。自分流の工夫とはそんな風にして生まれるものなのです。 来週に向けて、次の一言で己を振り返っています。 ◎自己を厳しく見つめる◎ 中国の古典に「天知り、地知り、我知り、子知る」とあります。誰も 見ていない時の行動でも、事実は存在しますし、自分は知っています。 他人が見ていない時には気持ちが緩みがちになりますが、こういう時に こそ自己を厳しく見つめ、毅然として正しく振る舞いたいものです。 誰も見ていないと思って、少々道に外れることをしてしまうこと、 そんなことを思い浮かべることがありました。それによって大きな ダメージを受けたのは恐らく自分だったでしょう。これを見ていた 自分の無意識には、何かが沈澱していたのです。そしてその無意識に 沈澱したものが、自分の以後の行動を支配していたのです。 来週もどうぞ進歩の日々をお楽しみください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★経営改善のためのガイドとヒントが毎週届きます メールマガジン:会社を元気に!「考研ウィークリー」 ・経営改善は、社員と経営者を活気付けます ・社員と経営者が活気付けば、会社はどんどん元気になります ・熱い想いをお持ちのマネジャーと経営者への応援歌です http://www.mag2.com/m/0000087454.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆自分流人間でいこう◆ 終身雇用/年功序列制度の産物の一つに、会社任せのキャリア作りと いうものがあります。言葉を変えれば、終身雇用と年功賃金を保証して もらう代わりに、自分のキャリアと人生に対する支配を受け入れていた というものです。 こうしたことは、もはや過去の遺物になったと考えるべきでしょう。 すべてを企業にゆだね、キャリアも会社が設計してくれるような他人 任せの時代は終わったと認識すべきだと思います。 企業だけでなく被雇用者も、本当に実力のある会社、実力のある人材で なければ生き残れない時代に入ったと見るべきです。その証拠に今、 自分で自分自身のキャリアをどう作っていけばいいのかということが、 大きな問題として受け止められるようになってきました。 そんな中で、資格を取るとかスキルを身に付けるとかいうことばかりが 注目されがちですが、この問題の前提として考えなければならない、 非常に重要なことが忘れられているように思います。 それは、「何のために仕事をするのか」という動機の問題です。現在の 多くのキャリアアップ指向に欠けているのは、仕事への情熱だと言える ようです。仕事への情熱(=動機)こそが先ず第一にあり、それに続く ものがスキルや資格ではないか、と思う訳です。 どういうことかと言いますと、自分主導で自分のキャリアを作って いける人間は、次のような基本的な特性を持っているということです。 ・自分の哲学を持っており、相手のそれも認める ・自らにプレッシャーをかけてリスクに挑む ・楽観的にプラス思考する ・自分のこだわりに対して信念を持ち続ける ・過去に固執せず、環境の変化に対して柔軟に対応する こうした特性の上に、スキルが磨かれて自分流人間ができ上がっていき ます。こうした自分流人間が仕事の質やパフォーマンスを上げるのです。 自分流人間が仕事をする上での特性とは、次のようなものです。 ・仕事をするための基本的なスキルの保有 ・ある特定の職務で、ある期間、高い成果を上げる行動特性 ・自分が何から充実感を得たいのかという動機の認識 これからの時代、こうした特性を持つ自分流人間の活躍の場は益々 拡大するだろうと考えられます。その一例が、最近の低価格戦争の中に 現れています。 最近の低価格戦争には、自分流の欠如が感じられるのです。他社が 下げるから我が社も下げるというやり方は、まさにそれです。低価格 戦争への追随者は常に後手のシナリオしか持てないのです。 『健康エコナクッキングオイル』を発売して成功した花王の社長は 「デフレ対策の本筋は付加価値にある」というようなことを言って いましたが、こうした企画や行動や言葉に、自分流が感じられます。 このような自分流の風土は、自分流人間が育つことから生まれます。 「ラインに乗って出世しなくても、仕事の満足感や高い処遇が得られる なら、こんないいことはない」というような考え方ができる人間が、 これからの社会が求める人材パターンになってくるのかもしれません。 「自分らしく、着実に進歩を重ねて、自分流人間になろう」といった 旗を掲げるのもなかなか面白いと思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★目標を達成するのに応援が欲しい ・目標を持つ人たちを後押しするメルマガがあります 「目標を達成したい貴方に贈る話」 http://www.mag2.com/m/0000184269.html ・次回は6月18日、『網羅的・体系的に考える』についてです ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目標を達成するための思考と行動を学ぼう◆ ◎目標達成のための管理者の行動 組織目標の達成は管理者にとって最大の任務です。その任務を果す べく管理者が取る行動とは、自分の預かる組織として為すべきことを 決め、それぞれについて目標を設定し、それぞれの目標を達成する ための行動設計を行い、実行行動を管理し最適化することです。 こうした行動は自己研鑽、自己学習、管理能力の向上、といったことを 実現する絶好の手段になると同時に、その成果が業績貢献に直結する、 といった効用も持っています。 しかし、全ての管理者が好ましい行動をしている訳ではありませんし、 好ましい業績を上げている訳でもありません。行動があまり好ましく ない管理者が好業績を上げたり、しっかりした行動を取った管理者が 目標を達成できなかったりすることもあるのです。 そこで先ず、管理者の行動と業績との関係を整理してみることにします。 目標を達成するケースとしないケスには次の4つがあります。 1.為すべき取組みをせず、目標も達成できなかったケース 2.為すべき取組みをしなかったが、幸運に恵まれて目標を達成できた ケース 3.ほぼ万全の取組みをしたが、環境変化のために目標を達成できな かったケース 4.ぼぼ万全の取組みをして、目標を達成できたケース 万全の取組みとは、冒頭に掲げました、任務を果すべく管理者が取る 行動を実践することです。 この4つのケースにおける管理者の行動を評価してみますと、次の ようになります。 *1.はまず論外と考えるべきでしょう。管理者失格とも言えます。 *2.は結果に対しては文句を付けることはできませんが、これから先 目標達成に向けて管理者の責務を担っていけるかどうかに疑問が残り ます。 *3.は結果に対しては、これに見合った評価をせざるを得ません。 しかし、結果を生んだ原因の分析、行動の分析、環境変化に対して 取るべき対策の反省など、将来に活かせる要素を追究することができ れば、これから先に期待を持ってもよいと言えます。 *4.は当然のことですが高い評価を与えることができます。結果を 生み出した過程を振り返って、どういう行動が有効であったか、 変化が起った時にどのような行動で乗り切ったか、といったことを 明確にして、これから先の管理者としての行動に活かすことができる ようにすれば、能力と自信をさらに高めることになります。 この評価から見えてくることは、これから先の望ましい行動に つながる管理者の行動に不可欠なことは、結果の如何に関わらず「為す べき取組みをきちんとする」ということです。 従いまして、目標達成度からの業績評価と、将来への期待能力評価とを 別物として評価し、将来を担うべき管理者人材をしっかりと把握する ことがきわめて大切だと言うことができます。 以上の整理に基づいて、目標達成のための管理者の重要行動をまとめ ますと、次の2項目になります。 1)目標達成に向けたマネジメント(P-D-C-A)をする 2)変化への対応姿勢を持ち、それに基づく行動を取る 目標達成に向けたマネジメントとは、自分自身が「目標を達成する 仕事の仕方」を実践するだけではなく、部下やチームメンバーに対して も、その方向で業務指示や指導を行うことです。 変化への対応姿勢とは、自分や自分の預かる組織の周囲に起っている 変化に対し、これを拒んだり避けたりせず、積極的にその変化の中に 身を置いて、そこから何かを学び取ろうという姿勢のことです。 ※こうしたことにご関心をお持ちの方は、下記のウェブサイトをお訪ね ください。 オンライン講座「目標を達成する仕事の仕方の習得講座」 http://www.knowledge.ne.jp/lec941.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★サイト「経営改善で会社を元気に」に、新メッセージを載せました *失敗が力を生む http://homepage1.nifty.com/koken_pat/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆改善実践考房、6月度のご案内◆ 光と水に溢れた恵みの季節です。風の匂いも豊かです。 6月の考房開催日と会場を下記の通りご案内致します。改善課題や 解決するべき課題をお持ちで、他者の意見や考え方を聞いてみたいと 思われる方、どうぞお運びください。 日 時:08年6月26日(木)午後6時30分~8時30分 テーマ:特に設定していません 会 場:神戸市勤労会館304号室(神戸市中央区雲井通5-1-2) (JR三宮駅浜側を東へ徒歩で約5分) ご案内サイト: http://homepage1.nifty.com/koken_pat/kowbow.html ご連絡先: メールアドレス hiro.oshima@nifty.com ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 改善実践考房 主催 / 大島啓生 E-mail hiro.oshima@nifty.com URL http://homepage1.nifty.com/koken_pat/ 神戸市垂水区桃山台5-7-7 〒655-0854 TEL:078-755-2276 FAX:078-752-9097 メールマガジン 目標を達成したい貴方に贈る話 http://www.mag2.com/m/0000184269.html 会社を元気に!「考研ウィークリー」 http://www.mag2.com/m/0000087454.html リンク集 http://homepage1.nifty.com/koken_pat/activity.html#link お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.14 08:04:48
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