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進歩の日々を自分らしく

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シャネル 財布@ fadqvyeu@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…

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2012.11.06
XML
カテゴリ:考房
***************
 学習や仕事をしている限り進歩があります。それどころか、人生は
日々進歩の積み重ねなのです。しかし、戸惑ったり焦ったりすることは
ありません。自分らしく進めばよいのです。
***************

 明日は立冬、冬が来ます。ウィンタースポーツ、そしてラグビー
シーズンの真只中に入っていきます。神戸では、六甲山全山縦走の季節
でもあります。30代の半ば頃に(村上春樹氏のデビュー前でしたが)
“風の歌を聴き”ながら歩き切ったことを思い出します。先週末には
長男が挑戦しました。

PHT_086.JPG

 今回のお勧めは、明るい将来を心に描くための次の言葉です。

◎喜ぶ技術を身に付ける◎

 英国の政治家チェスターフィールドは次のような言葉を遺しています。
喜ぶということを技術と心得て練習してみるとよい。どのような運命が
来ても、その中に喜ぶ場所を見つけて喜ぶようにする。これが運命を
転換させる唯一の技術である。本当にそうかもしれません。

 悲しみの元、苦しみの元、そして喜びの元は同じことが多いのでしょう。
友人を亡くして悲しいのは、友人とそれほど心が通っていたからです。
その存在は喜びだったはずです。困難の中にいる時には苦しみがあり、
これを克服した時には喜びがあります。運命を切り開く人たちは、何に
でも、何処にでも喜びを見い出せるよう努力しているのかもしれません。

 これからもどうぞ進歩の日々をお楽しみください。

 ==============================


◆最近のエネルギー技術から:考房だより85◆

 冒頭の歓談の中で、某機械メーカー製のマイクロバイナリー発電シス
テムが話題に上りました。今回も“成し遂げる”ということに関して、
具体的な課題を掲げて議論を行う予定でしたが、この発電システムに
関する意見交換から自由討論をしようということになりました。

・マイクロバイナリー発電システムは、昨年10月に発売を開始したが
 今年3月時点では未だ正式受注は1件も決まっていなかった。しかし
 問い合わせは300件以上にのぼったそうだ。現時点では、長崎県の
 某温泉地から1件、計3台を受注している。送電端の最大出力は、
 約60Kw/台で、その運転開始は来年2月になる。

・同温泉地がこの発電システムを採用した狙いは、未利用温排水による
 発電事業および、これに基づく地域の活性化にある。同温泉地では、
 約105℃の高温水が日量1500トン湧き出し、この内、約70%
 が有効に利用されずに海に捨てられている。この未利用温排水を利用
 した発電システムの実証実験を行い、事業性や二酸化炭素削減効果
 などを検証するとのことだ。

・この発電システムが採用された理由は、温泉源に全く影響を与えず、
 小型で高効率、量産可能なパッケージングのため低価格、小型バイナ
 リー発電機の規制緩和条件に合致している、といったことらしい。

・発電システムの原理は、循環ポンプで取り入れた温水で、それよりも
 沸点の低い媒体(代替フロンやアンモニアなど)を加熱し、そこで
 発生する媒体の蒸気の力でスクリュータービンを回して発電すると
 いうものだ。

 取り入れた温水で媒体を加熱して蒸気を作った後に温水を戻すサイ
 クル、媒体の蒸気が発電機を回した後に冷却されて液体に戻るサイ
 クル、といった二つの熱処理サイクルを持つのが名前の由来だ。

・バイナリー発電のメリットは、地熱を利用しても温泉源に悪影響を
 与えないことだ。いわゆる大規模な地熱発電が温泉業界の理解を得る
 ことが困難なのは、発電用のボーリングによって温泉源が枯渇する
 恐れがあるからだ。

 実際、地熱発電を長期にわたって機能させるには、次から次へとボー
 リングを重ねなければならないとも言われている。そうであれば、
 広大な敷地が必要になる。また、ボーリングを重ねるのは一つの熱源
 が枯渇する可能性があるからで、これでは温泉業界の諒解は得られ
 そうもない。

・地熱発電のために汲み上げられた湯は元に戻すとのことだ。そのよう
 なサイクルを確立できれば、温泉源が枯渇することはないのかもしれ
 ないが、実際はどうなるのだろうか。

・温泉業界の理解を得るという面から、地熱発電でもバイナリー発電に
 注目しているようだ。九州電力八丁原発電所や、新潟県十日町市の
 実証実験はその方向性を示している。

・温泉水をエネルギー源にできるのなら、ボイラーを使う工場の排水熱
 や大形ビルから排出される熱も、バイナリー発電のエネルギーとして
 使えるだろう。

・色々な面での規制緩和がが進む可能性も高い。小電力発電でも、許可
 を得るために申請する関係官庁が多過ぎる。これが判明して頓挫して
 しまう企画もある。

・温泉水は湧き出して流れている分は自然水として認められているが、
 一度使用したあと流して廃棄する場合は産業廃棄物扱いだ。こうした
 ことも改める必要がありそうだ。

・自家発電に対する規制緩和も必要だ。電力会社の存在がそうさせて
 いるのだろうが、自家発電に対する規制も結構きつい。

・使い道がなく捨てていた熱エネルギーを電力に変えることは意義の
 高いものだと思う。そういう意味では、流れるにまかせて捨てている
 水力エネルギーを活かす小水力発電も注目される。

・今まで捨てていた熱エネルギーを利用することを考える際には、
 「エクセルギー」という概念が活かせると思う。大雑把に言ってしま
 えば、エクセルギーとは燃料の持つエネルギーのうち利用できる部分
 のことだ。燃料の持つ全エネルギーに対するエクセルギーの割合を
 エクセルギー率と呼んでいる。

 捨てられているエネルギーを再び利用できるようにする技術としての
 最近の事例に、温度が下がった蒸気などを圧縮して温度を上げて再び
 同じプロセスで使えるようにしたり、低温の蒸気の熱で燃料となる
 水素やエタノールを作ったりするものがある。

 こうしたことがもとの燃料の持つ全エネルギーのうちの、利用できる
 割合を増やすことになりエクセルギー率を高めることになる。

・水力も、風力も太陽エネルギーから生まれるものだ。石油でさえ、
 太古の時代に太陽エネルギーから生まれたものだ。そう考えると、
 太陽光から直接発電することの意義が曖昧になるように感じる。

・太陽光発電に関する現実問題として上がってきているのは、太陽光
 パネルを搭載しようとすると、経済設計された建物では相当の補強
 工事が必要になるということ、運転期間中のメンテナンスなしでは、
 仕様通りの発電量が得られないこと、天候の変化による発電効率の
 低下は思った以上に大きいことなどだ。

 こうしたことにより、太陽光発電設備の投資回収は計算通りには進ま
 ないと見ている。多くの人たちが42円という買取価格に騙されて
 いるような気がしてならない。

・福島の原発事故関連で気になっていることがある。何故、除染残土の
 置き場に、廃炉処分が決まった福島原発の敷地を使わないのかという
 ことだ。汚染されていない土地に除染土置き場をつくって、新たな
 汚染地帯をつくるのはおかしいと思えるのだが。

・帰還希望者が存在する間はそういうことは言えないのではないか。
 心情的には辛いことだが、巨額の資金を使って、帰還を諦めてもらう
 ようにすることが、全体最適のような気はするが。

・とにかく、熔融技術やフィルタリング技術などを統合して、放射性
 廃棄物や汚染土の処理技術を確立することが最大のテーマだ。必要な
 要素技術は日本に揃っているし、技術開発環境も整っていると思う。
 これは日本のためだけではなく、世界のためだと認識すべきだろう。
 
・原子力技術者が、今不安になっている状態だ。しかし、日本を救える
 のは原子力技術者だ。廃炉技術、修理メンテナンス技術、放射性廃棄
 物の処理技術など、既に存在する原発の安全を支える技術分野こそ
 重要視されるべきだ。

・原子力工学科に優秀な学生が集らないという危機感があるが、原発を
 建設するための技術を学ぶのがメインだった従来型の原子力工学科
 ではダメだ。名称も相応しくない。

・安全工学部というのを独立して設けるのはどうだろうか。その中に
 原子力安全学科を置くのだ。

・いま必須なのは静脈産業の整備だ。原子力に関しても同じだ。
 生物の血液は静脈を通って正常に循環すれば再び新鮮な血液になる。
 産業やエネルギーに関しても同じことが言える。“産業廃棄物”と
 いう呼び名が不適切だ。“産業副産物”とでも呼び変えることで
 意識を変えなければならない。

・静脈産業の整備を進める過程で、エネルギー構成の好ましい形が
 見えてくる可能性もある。今まで捨てていたエネルギーを使うことの
 重要性も見えてくるだろう。

本稿の中に、お役に立ちそうなものがあれば幸いに存じます。

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★サイト「経営改善で会社を元気に」に次のメッセージを掲載中です
  *突出するための基盤
    http://homepage1.nifty.com/koken_pat/
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◆東日本大震災への復興支援を続けます◆

*1年以上が過ぎましたが、復興には10年超の年月が必要です。
*ボランティアだけで長期間続けることはたいへん困難なことです。
*忘れないようにしたい、自分のできる領域と範囲内で続けたい、
 多くの人がそう思っていることでしょう。
*そのための一つの手段を提案します。↓

 ~東日本大震災復興支援募金 応援講座にご協力をお願い致します~

是非、下記のウェブページで詳細をご一覧の上ご協力を賜りたく、
よろしくお願い申し上げます。
 http://homepage1.nifty.com/koken_pat/touhokubokin.html
  お問い合わせは hiro.oshima@nifty.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆改善実践考房、11月度のご案内◆

 10月25日に開催しました。飛び入りの新しいテーマで意見交換を
行いました。内容は今回に掲載の通りです。
いま、「成し遂げる能力」の具体像を探っています。11月もこれを
予定しています。「成し遂げ力考房」にご期待ください。

  「成し遂げる能力の研究(9)」

 開催日と会場を下記にご案内します。新しいことに期待をお持ちの
皆様、ご自身のお考えをお持ちで他者の意見や考え方も聞いてみたいと
思われる皆様、どうぞお運びください。お待ちしています。

 誰でも参加できる会合ですが、特に若手マネジャーや、マネジャー
候補生の皆さん!! 是非一度覗いてみてください。大歓迎です。

日 時:2012年11月22日(木)午後6時30分~8時30分
テーマ:成し遂げる能力の研究(9)
会 場:神戸市勤労会館303号室(神戸市中央区雲井通5-1-2)
     (JR三宮駅浜側を東へ徒歩で約5分)
ご案内サイト:
   http://homepage1.nifty.com/koken_pat/kowbow.html
ご連絡先:
   メールアドレス hiro.oshima@nifty.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 改善実践考房 主宰 / 大島啓生
  E-mail hiro.oshima@nifty.com
  URL http://homepage1.nifty.com/koken_pat/
 神戸市垂水区桃山台5-7-7 〒655-0854
  TEL:078-755-2276 FAX:078-752-9097





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Last updated  2012.11.06 07:41:52
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