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進歩の日々を自分らしく

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シャネル 財布@ fadqvyeu@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…

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2020.09.01
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カテゴリ:思考の多様化

***************

 学習や仕事をしている限り進歩があります。それどころか、人生は

日々進歩の積み重ねなのです。しかし、戸惑ったり焦ったりすることは

ありません。自分らしく進めばよいのです。意欲的に自分らしく日々

進歩を重ねることへの想いを、週間記に書き綴っています。

***************

 中秋の明月(旧暦8月15夜)は9月のものだと思っていましたが、

今年は10月1日のようです。そう言えば、二十四節気で表現される

季節感と実際の体感とのずれがこのところ気になっています。

8月7日の立秋、23日の処暑、9月7日の白露、22日の秋分、

10月8日の寒露、23日の霜降、といったところが最近の例です。

これも地球温暖化の影響なのでしょうか。日本古来から伝わる暦も、

編纂し直さなければならないのでしょうか。



 今回のお勧めは、日々新たな心で生きるために、次の言葉です。

◎日に新たに、日々に新たなり◎

 中国古典、大学の伝二章中の一文です。名経営者、土光敏夫氏の

座右の銘でもありました。明日の時間を今使うことはできませんし、

昨日の時間を取り戻すこともできません。一日は常に新しい一日なの

です。今日の一日に全力を尽くそうという意気が感じられます。

 過去を引きずって生きるのと、過去を踏まえて生きるのとでは、

違いがあります。日々新たな心で生きるのは後者の方でしょう。

今、此処、自分を意識して前向きに生きようとする人にとって、この

一文は大きな力になるでしょう。

 これからもどうぞ進歩の日々をお楽しみください。

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★今泉啓水の著作を紹介しています。

  *枯草の夢

    高度成長期の設備投資の現場を支えていた技術者たちの記録

   ~1970年代の初め、技術者たちは現場でこんな風に働いていた。

    そして秋が通り抜けた頃、技術者たちの中で何かが変わった。

 http://kokenpat.cafe.coocan.jp/31.karekusa.gijutushatachi.html

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◆適切な予測のための思考◆

 世の中には適切な予測をする人たちがいる一方、まことしやかに公表

される割に予測が当たらない人たちもいます。できることなら自分も

適切な予測ができればと思う人は多いでしょう。適切な予測をする力は

進歩をもたらす上で大きな影響を持つのですから。

 予測の適否を分ける主な要因は一体何なのでしょうか。総括的に次の

ようなことが浮かんできます。

・予測に不可欠な原則を守っているか否かだ。

・予測する際の思考基盤に違いがあることだ。

・データの捉え方が適切か否かということだ。

・予測は個人に依存する、人それぞれということだ。

他にも思い当たることがあるかもしれませんが、以上のようなことを

検証してみようと色々と考えを巡らし、資料を漁ってみました。

 先ずは、予測が大外れした事例を紹介します。リーマン・ブラザーズ

の経営破綻に端を発した金融危機です。

 格付け会社が金融商品に付与する“トリプルA”という格付けがあり

ます。通常は、世界で最も支払い能力の高い政府や優良企業にのみ与え

られるものです。

ところが或る大手格付け会社が、或る債務担保証券(多数の住宅ローン

債券を集め複雑に組み合わせて設計したデリバティブ商品)にトリプル

Aを与えたのです。

その根拠は、その証券が向こう5年間に支払い不能に陥る確率はわずか

0.12%と予測されたことでした。しかし実際には、トリプルAと格付け

された債務担保証券の28%が債務不履行となったのです。即ち、予測の

233倍にもおよぶ現実が突き付けられたのでした。

 この予測大外れの理由は、“アウト・オブ・サンプル”と呼ばれる

予測を狂わせる思考にありました。その格付け会社は、モーゲージ商品

(多数の不動産ローンを集めたデリバティブ商品)の債務不履行率を

評価する際に、過去のデータとして、主に1980年代のアメリカの

住宅市場のデータを検討したとのことです。

1980年代から2000年の半ばまでは、アメリカの住宅価格は確実

に上昇していました。この時代のデータからは、住宅価格が一斉に下落

した時に何が起こるかを予測することは不可能に近いと言えます。住宅

価格の下落によって引き起こされた現実は、アウト・オブ・サンプル

から生まれた予測から大きく外れたものになったのです。

 予測に不可欠な原則を守らなかったがゆえに、予測が不適切だった

ことを、この事例は如実に示しています。

 専門家の予測は当たらないとよく言われます。ことの真偽はここでは

語ることはできませんので、予測を業とする人たちの考え方について

調べてみたことを紹介します。

 心理学と政治学を専門とする学者が或る疑問を抱きました。ソ連崩壊

をどれだけの政治学者が予測していたかについて調べてみたところ、

ほんの一握りに過ぎなかったのです。

この疑問を解くために、多くの専門家が予測できなかったのは何故かを

追求し始めました。学会や政界の大勢の専門家から、国内政治、経済、

国際関係といった様々な項目についての予測を集めて検討しました。

さらに、湾岸戦争や日本の不動産バブルなどの分野の専門家の予測に

ついても調べてみました。その結果はひどいものでした。専門家たちが

「絶対に起こらない」と予測した事象の15%は実際に起こり、「絶対

確実」とした事象の25%は起こらなかったのです。

 このように、専門家の予測の適切さは総じて悪かったのですが、その

中でも比較的ましな予測を出している人たちがいました。心理学者でも

あったこの学者は、専門家たちの認知スタイルに注目しました。

専門家たちが世界をどう見るかという点を知ろうとして、質問によって

彼らの性格を調べ始めたのです。質問への回答をもとに、この学者は

専門家たちを次の2つのタイプに分類しました。

1)大きな考え、即ち、社会には全てにわたって基本原則があると信じ

  ている人たち

2)これといった原則を持たず、多様な分野で存在感のある小さな考え

  を信じており、問題に向けて様々なアプローチを試みる人たち

 1)のタイプの専門家たちはメディアに登場することが多い人たち

でした。学者の中には、積極的に表に出たがる人もいました。彼らは

自信たっぷりにドラマチックな変化が起こると言いたがる傾向がありま

した。そのほうが世間の注目を集めることができるからです。

 2)のタイプはマスコミやビジネス、政治の世界にあまり馴染んで

いないようでした。彼らは多くの問題は予測困難であり、不確実性には

率直に向き合うべきだという信念を持っていました。この信念は自信の

無さと受け止められることも多いようでした。

 どちらのタイプの専門家が予測能力に長けているかと言えば、間違い

なく2)のタイプだ、との調査結果となりました。

その理由として上げられたのは、2)のタイプの人たちは、ある種の

疑い深さを持っており、大量のデータの中に潜むノイズを敏感に察知し、

誤ったシグナルを追いかけるようなことはしないことでした。また、

「わからないことがある」ことを素直に認めるという特性を持ち合わせ

ていることも理由の1つでした。

 19世紀から20世紀にかけてのマルクス主義者たちは、大きく外れ

る予測をした1)のタイプの人たちだったと言えそうです。

 大量のデータについても一言触れておきます。この20年余りの間に、

利用できる情報は急激に増えました。そして今、ビッグデータの解析が

ブームになっています。

しかし、有意な知識を生み出すことに真に貢献している情報はきわめて

少ないようです。というのは、データの中の意味ある関係とは、単なる

相関関係ではなく因果関係を示し、世界の動きを説明するものである

はずだからです。

こうした関係を引き出すことのできる、世の中の真実に関わるシグナル

となり得るデータはきわめて少なく、多くのデータはノイズに過ぎない

のが現状なのです。ビッグデータ解析から導き出された予測が失敗する

ことが結構あるようですが、こうしたこともその理由の1つでしょう。

 以上を通して言えることは、適切に予測をするとは適切な予測を生み

出す思考の仕方をするということです。そういう思考をする人たちは、

以上のようなことをきちんとわきまえ、予測に関する自らの思考の仕方

を確立している人たちなのです。

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  *チームで成果を上げる

    http://kokenpat.cafe.coocan.jp/

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◆意識せずに天命に従って生きる:心学からのヒント

 私たちの生き方は、心の在り方にも左右されます。これを追究する

ことは生き方の向上につながります。心の在り方を追究する上でヒント

になりそうな言葉を贈りますので、自己の現状と突き合わせてみて、

少しの間だけでも想いを巡らしてみてください。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  力強い青葉を見ていて浮かんだことがある。万物は天命に従って

 そこにある。だがそれを意識してはいない。これが究極の在り方なの

 だろう。意識せずに天命に従って生きる。それを支えてくれるのが、

 空即心に努めることなのだろう。

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★東日本大震災からの復興支援にご協力をありがとうございました。

*皆様からご協力いただきました支援金は、東日本大震災遺児育英資金

 「もも・かき育英会」に寄付させていただきました。

*震災から9年が過ぎましたが、復興には10年超が必要です。

 これからも引き続き、同育英会には寄付を続けてまいります。

    大島啓生 E-mail <hiro.oshima@nifty.com>

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 大島啓生

  進歩の考房 主宰

  認定NPO法人 産業人OBネット正会員

   E-mail <hiro.oshima@nifty.com>

   URL <http://kokenpat.cafe.coocan.jp/>

   神戸市垂水区桃山台5-7-7  郵便番号655-0854

   TEL・FAX:078-752-9097






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Last updated  2020.09.01 06:52:22
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