今日の新聞記事は、
・ロシア南部で武装勢力が学校占拠、400人？人質
・浅間山が噴火
・脱北者29人駆け込み
どの記事も重大な内容ではあるが・・・

どれを取り上げるかといえば、「脱北者29人駆け込み」だ。
北朝鮮からの脱走者が増え続けているそうだ。
韓国に着いた脱出者だけをみても、99年に年間100人を超え、昨年は1285人、今年はすでに前年を超えている。
なぜ、逃げ出す人がこんなにも多いのかは、いろいろ言われている。しかもそのたびに北朝鮮は、周辺国を非難している。周辺国を非難する前に国民が逃げ出さなくてもいい国づくりを最優先課題にすべきではないだろうか。

アテネオリンピックにも北朝鮮の選手が多くきていた。テレビ中継でみただけなので、それで全てを判断することは難しいかもしれないが、選手にとっては金メダルしかないのである。銀メダル、銅メダルでは負けに等しいのだそうだ。（国がそんな洗脳をしているのかもしれない）
日本選手は、銀メダル、銅メダル、入賞すればそれぞれの思いの中で喜びを表している。確かに金メダルを取れなかったことへの悔しさはあるだろうが・・・。
国民へのリップサービスがゼロとはいえないかもしれないが、北朝鮮の選手ほどではないだろう。次のオリンピックへの挑戦する気持ち、そんなひたむきな感情を北朝鮮では持てないのだろうか？

北朝鮮の金正日総書記がこの国の実権を握って10年を超えた。しかし国民総生産をはじめ、食糧やエネルギー生産、輸入などの統計数字は、すべて下降線をたどっている。経済政策の失敗である。
経済の立て直しには「改革・開放」以外にない。日本、韓国をはじめ周辺各国も、強くそれを望んでいるのではないだろうか。

一日も早く「逃げなくていい国に！」なってもらいたい。