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カテゴリ:仕事と人間心理
確か、3年ほど前にも女性のスカート離れについて書いた。 傾向は、一段と進んでいるようだ。 このことは、2年前の2020年にJR東日本が女子社員の制服からスカートを廃し、奇しくもほぼ同時期にJALの客室乗務員の制服にパンツが選択域として加えられたことにもあらわれている。 時代の流れだろう。女性の「脱スカート」は日本を代表する機関にまで浸透しつつある。 さて、我々デモンストレーターの世界ではどうか? 同じである。 私がデモンストレーターになった2004年頃には、一部ではあったが 「デモはスカートとパンプスでお願いね」 というメーカーや、時に店舗もあった、、、大半は、無彩色や紺であればパンツOKだったのだけれど。 例えば、某飲料メーカーがそうだった。 「黒スカートに黒パンプス」が指定。当然、冬場はもちろん夏場ですら人工の冷気がスカートのすそから体内に忍びこみ、寒いの何の。当時はヒートテックタイプの衣料などなかったから、どんなにタイツを重ねばきしても対応しきれない。 これに加え、ヒールのあるパンプスを履いて立ち仕事をするのは、想像以上に苦痛だった。 時間の経過と共に足が痛み出し、ひどくなると靴をはいていられなくなる。 ところが、寒さと痛さに耐える我々のデモンストレーション光景を、巡回という名のもとに、店舗担当者へのご機嫌伺いと我々へのある種の「監視業務」を兼ねて現場を訪れるメーカー営業は当然パンツ(ズボン)。 「腑に落ちないよね」。 こんな同業者の声を何件も聞いた。 職種に関係なく、日本は、ああ、仕事着すらも上層部に多数を占める男性の意向が反映されるんだね。 令和の現在では、もちろん(?)、「黒スカートに黒パンプス」を業務遂行の必須条件にしているメーカーはありませんよ、、、。 写真は、京都吉田神社の一角。 もうすぐ名物の節分祭なのだが、、、今年は、、、?
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最終更新日
2022.02.01 07:14:47
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