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カテゴリ:仕事と人間心理
日中はまだまだ夏の残余があるものの、抜けるような青空のもと、さわやかな秋晴れの日で、売上はそれなりの結果だった。 この店。位置的には、関西地方ではよく知られた工業高校の、ほぼ真裏にある。 なるほど、朝方、ここの制服を着た男女を見かけたねえ、、、男女と言っても、女子はパラパラどころか、ポツポツといった数だったけれど。 それを見ていて、2018年の12月、やはり関西地方の某店につゆの販売で行った時に私が見た、ある情景を思い出した。 くだんの店舗に前日挨拶電話をかけた際、店の最寄駅○○から店までの道順も尋ねた。 「ううん、、、ちょっと口で説明するのは難しいかな」 電話を受けた部門担当責任者は、声を詰まらせた。 「なんで、とりあえずは、○○駅から△△という工業大学まで行って下さい。恐らくそれが1番わかりやすい。そこの校門に来たら、近くにウチの店が見えますんでね」 彼の話によれば、その大学へは容易に行けるそうな。 「○○駅で学生風の子がドッと下車します。その後をついていったら、勝手に△△大学に着きます」。 果たして当日。確かに電車が○○駅に止まるや、△△大学生とおぼしき青年たちが駅構内にあふれ、二列ほどに並んで長蛇の列を作った。 おばさんの私は、鍋と調理用具一式をおさめたカートをひきひき、懸命に彼らの後を追った。 そうこうしているうち、私はあることに気がついた。 いない! 女子学生がいない! いや、正確には、いた。だが、たった1人だった。 2018年と言えば、ほんの4年前。しかも、その数年前から女性の建築士や科学研究員、林業従事者、左官屋、リフトマン、トラック・ドライバーなどなど、かつては男だけとされた業界にどんどん女性が入り込み、大学の理系学部にも女子が増え、リケジョの名称も生まれて、一般にも浸透していた頃である。 なのに、実態はどうなの? 機械だの電気だの建築だの土木だの学ぶ女子は、こんなにも少ない? 心底、驚いたものだ。 あれから4年が経過した。現在では少しは変わっているのだろうか? 写真は、昨日の現場近くで写したもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.20 11:33:23
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