ここのダイヤモンドな人生

今、会社。ユーミンのCDを聴いていて、会社の肉食動物系野郎後輩君らと「♪恋人がサンタクロ～ス！　背の高いサンタクロ～ス♪」と歌いながら、仕事をしています。

そうです。そろそろクリスマス・シーズンです。最近は花屋さんでもナマのモミの木が売られていますね。花屋の前を通りかかると、プンと香ばしいモミの木の香りが漂い、それだけで癒される感じがしませんか？

そういえば昔NYにいたころ、私の身長よりも背の高いモミの木を近所の店で買って、ずるずるアパートメントに運び入れ、飾り付けをしたなあ。家の中が深いモミの木の香りで一杯になり、クリスマス･シーズン中はずっと、室内森林浴を楽しんだものです。

クリスマスのお休みには自宅で友達らを呼んでパーティをします。お客様はワイン1本とクリスマスの飾りをひとつずつ、持ってきてもらい、ツリーの好きな場所に飾ってもらいました。手土産にクリスマスギフトを持ってきてくれる人もいます。そのギフトはモミの木の下におかれ、私はクリスマスの朝まで開けてはいけないのです。

大きいターキー肉を一羽買ってきて、お腹に詰め物をした上で2，3時間かけて焼き上げたり、ケーキを焼いたり、とクリスチャンじゃないけど、結構真面目にクリスマスのお祝いをやっていたなあ。そうそう、クリスマス･イブには近くの教会で行われるミサに参加して、賛美歌を歌ったりもしました。この季節になると、NYですごしたクリスマスをよく思い出します。

もう一つ思い出すのは幼稚園のころのこと。ある日の夕方、自宅に突然サンタクロースから電話がかかってきたんです。「大変！大変！サンタさんから電話がきたよ！！」って母から言われ、どれほどびっくりしたことでしょう!　受話器の向こう側には、くぐもった声でサンタさん（今思うと、会社にいる父が演技していたのだけどね。）が、「何か欲しいものはあるかね？」みたいなことを言うので、すごくドキドキしながら新聞の折り込みに入っていたおもちゃ屋さんの広告を見ながら、「００のおもちゃを下さい。お願いします。」って真剣におねだりしました。「サンタさんは折り込み広告見なくても、私が欲しいこのおもちゃわかるのかなあ？」って、クリスマスの朝までドキドキしていたのがとても懐かしい。。

子供のころだったからこそ味わえた、あのドキドキワクワクしたクリスマス。大きくなってからこそ楽しめる大人のクリスマス。　その時々で思い出も違いますね。今年は皆さんどんなクリスマスを過ごすご予定ですか。

なんだかモミの木が欲しくなってきました。週末に買ってしまうかもしれません。サンタクロース役の恋人も欲しいのですが、これは簡単にお店では買えないですね。