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仕事で今日は朝から日立に遠征しました。
朝10時の上野発スーパーひたちにのり、もちろん今日も駅弁持参です。 毎度のことですが、私の場合、進行方向に向かって座ることの出来る電車に乗る場合は駅弁を食べずして目的地に行くことはできません。 ということで、今日は何にしようか迷ったけれど、迷ったときはやはり崎陽軒のシウマイ弁当なんです。 なんか前も駅弁ネタで日記を書いたなあ。 今日は一日暖かったですよね。日立に向けて特急電車は走り続けますが、水戸を抜けたあたりでピンク色に煙った木々が見えてきました。 そう、梅の木です。 遠くから木々がボーッとピンク色に染まっていてすごく幻想的な世界が拡がります。ミーハーな私はなぜか少女マンガ「ガラスの仮面」に出てくる紅天女の生まれ故郷、「梅の谷」を思い出しましたわ。 ところで、匂いであれ、頬に触れる風であれ、何かの瞬間に春の気配を感じると、少しくすぐったいような切ないような不思議な気分になりませんか。 それはきっと、これまで幾度となく迎えた冬から春へと変わる季節の中で、懐かしくて少し甘酸っぱい思い出があるからかな。 告白できないまま、片思いだった人ともう逢えなくなってしまう切ない気持ち。 仲良しの友達と学校が離れ離れになってしまう悲しい気持ち。 新しい見知らぬ世界に飛び込む時に感じた、あのワクワクした緊張感。 多感な思春期を札幌ですごした私。春といっていつも思い出す情景は、「少し泥で汚れ始めたざくざくの雪道を歩いていると、時々ふわっと頬をなでるやわらかい風」です。周りは冬景色なのに明らかに風だけは春の匂いを運んでくるといった不思議な感覚は、雪国ならではの春の香りかもしれません。 シウマイ弁当に入っている筍の甘辛煮をいただきながら、車中からのお花見。 昔のくすぐったい感覚を懐かしく思い返しながら、1時間半のちょっとした贅沢な時間を楽しんだのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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