心地いい物たち

2006/12/08(金)15:12

遠い昔に思いを馳せて・・・

ニューホールのティーボール&ソーサー、1790年~1811年頃。 昔、昔、お茶を飲むのはティーボールと言うカップに取っ手の付いていない物でした。 それでも、今のように一般の人々が気軽に飲む・・と言う時代ではなく、お茶も砂糖も、はたまた銀器は一般庶民には手の届かない高価な物でした。 紅茶や砂糖を巡り、大国は争い、政策を巡らし、世界を動かして来ました。今の時代は石油や金でしょうか?!豊かな漁場でしょうか? このティーボールは、日本の湯呑みほどの大きさで薄手で大変軽いです。綺麗に絵付けされて、華やかに仕上がっています。可愛らしくて、小振りなバチェラーポット(一人用)に合わせたくなりました。 しかしながら、絵の具の成分や釉薬の成分を考えると、なかなか実際に飲んで見るのはどうでしょう~? 食品衛生、公衆衛生学などを勉強した際に、昔の絵の具や釉薬の成分による食中毒ならぬ薬品中毒などの問題を知り、それが頭をよぎるのです。いやはや、なんとも夢の無い話です・・・・。 ただ、実際にこれで紅茶やお茶を飲んでいたのは紛れもない事実。薄手でお茶を入れると熱そうなので、落として割ったらえらいことになりますね~!! あぁ、また現実的な事を考えてしまう私です。エレガントで可愛らしいカップ&ソーサー、見て和むだけで十分ですよね!

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