「十二単衣を着た美しいお姫様が出てきそうなお城」
そんな印象をもった。
そして姫路城までの距離がかなり遠かった。
駐車場にバスが駐車されたら、先に降りて団体の券売所までダッシュした💨
4つの組が城に到着する前に人数分の券の精算、枚数をわけ1団体ずつに渡す準備をする。
4号車に乗っていた私は、到着したバスから飛び出して猛ダッシュした。(そもそも4号車の時点でハンデ)
走り出したものの、連日の疲労もあって足が死にそう。
走るの慣れてなくてしんどい。
何かトイレ行きたい。
背中の荷物がゆれて重い。
ぜぇぜえ走っていると、最初に降りた1号車に乗っていた組の背中が見えてくる。
ちょっとスピードダウンして通り抜ける。
配慮ではない。ただ単に体力のメーターが減っていた。
桜門橋を通り抜け、城の前の芝生の横を走って城の麓にある券売所を目指す。
この芝生は、当時は千姫の三ノ丸があったらしい。
芝生のエリアが長くて城までの道のりが死ぬほど遠い。
ガソリンは切れていて、息遣いも荒い。
側からみたら歩いてるように見えるかもしれない速度だけど、私的には車輪を必死に回している。
命からがら券売所に行き、手に握りしめた予約表を係の方に渡した。100枚以上の券を受け取り念の為に枚数確認。
後は組ごとに券を数えて分けて、渡した。
全員が城へ入って行ったのを見送り、城の写真をパシャリ。
難攻不落の城と言われる姫路城。
遠すぎる道のりに、来たものの途中で萎える敵の気持ちをほんの少し味わった日だった。
…明日はいよいよ最終日。