3つの情緒から見た性格(2)
3つの情緒から見た性格(2) 1つは固い感じで表現される情緒で、精神の集中と持続、固さを促します。そのような情緒を「固い情緒」または「緊張・集中の情緒」「緊張性の情緒」などと表現しています。特定のことにこだわる子どもや頑固な子どもを見ていると、固い感じの喜び方や怒り方をします。固い感じで泣いたり怒ったり喜んだりする子どもは、限られた刺激や活動に集中してしまいがちです。また、固い情緒表現を減らしていけば、こだわりや頑固さも減って行きます。ですから、固い情緒の表れ方が、頑固系統の性格に関係していると考えられます。もう1つは、活発に身体を動かしながら表現される情緒で、活発な活動・注意の転換を促します。「活発な情緒」とか「高揚・活発さの情緒」「興奮性の情緒」などと表現します。この情緒が多く表れると、元気な子どもになります。積極的に勢いよく物事を成し遂げようとする力となり、様々なことに注意を分散させるので、一つ一つの知識は浅いものとなります。動きによって溜まった感情が解消され、こだわりがなくなり、過去のことは忘れやすくなります。この情緒が過度に現れると、注意の転換を促し過ぎて落ち着きがないといったことが現れてきます。逆に、活発な情緒表現を和らげると、落ち着きのなさは減っていきます。続くペーパーバック アマゾンから。 自閉症児の社会性を育てる: ―リラックスした喜びで伸びる人間関係と学習力―1430円https://www.amazon.co.jp/dp/B07CZ8GG1L/落ち着きのない子がゆったり出来る方法: ADHDの子も落ち着ける880円http://www.amazon.co.jp/dp/B01EWTAZLS頑固な子も素直になれる― 固い心をやわらかい心にする方法 ―880円http://www.amazon.co.jp/dp/B07GLP4VX6ひきこもりは笑いで解決人との楽しいコミュニケーションが大切http://www.amazon.co.jp/dp/B07PWY1QF1 ほどき心理相談所心理相談、発達相談を受けています。hodokio@sirius.ocn.ne.jpメール相談は、無料です。