赤ん坊はハイハイから歩行へ転びながら何度も立ち上がる。
『「人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である」 私たち人間は、強さと知性と愛を備えた生き物です。と同時に、自分自身がめぐらす思いの主人なのです。 私たちは、人生で直面するどんな状況にも賢く対処する能カと、自分自身を望みどおりの人間に創り上げるために使うことができる、変容と再生のための装置を内側にもっています。 私たちは、たとえもっとも弱い、もっとも落ちぶれた状態にあるときでも、つねに自分自身の主人です。ただし、そのときの私たちは、自分の所帯を誤って治めている、愚かな主人です。』『「原因」と「結果」の法則 』p16-17著者:ジェームズ・アレン /坂本貢一 出版社:サンマーク出版 発行年月:2003年04月 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 人生の中で「うまくいかない時」というのは必ずあります。何をやっても裏目に出ること、ついつい周囲のせいにしたり、「ついてない」ということで片付けてしまうケースがあるのです。うまくいかない状況にある時、実は冷静に考えれば、うまくいかないやり方を自ら選択しているのです。部下の責任でもなければ、上司や、わからずやの取引先の責任でもありません、誰かが邪魔をしてなどと考える思考自体「うまくいかない原因」なのです。 いわゆる成功者やうまくいくヒトを注意深く観察してみてください。本などからも学ぶことができます。このヒト達は、逆境において、潜在的に思考が未来を切り開く鍵だと知っているのです。だから繰り返し試行錯誤し、もがき抵抗するのです。逆境の中には、必ずそれ同等かそれ以上の利益の種子が隠されているからです。自分のやり方が間違っていたので違う方法を探すのです。周囲の環境の責任にしたり、ましてや自分の才能が無いなどと決して考えません。「やり方が間違っていたんだ。別の方法ならどうだろうか?」といって試すのです。失敗から学ぶのです。 成功者は失敗しないと思っているヒトが多いのでは無いでしょうか?それはある意味では正しいと思います。ただ、結果として失敗は無いという意味です。また失敗だと思っていないのです。たとえ失敗したとしても、「こうやったらうまく行かない」という発見をしたと考えるのです。成功者ほど沢山失敗しているのです。エジソンは電球のフィラメントの研究に10,000回以上失敗しています。彼は2,000回電気がつかないという実験をしただけだと言うのです。うまく行かない時はうまくいかない実験をしているだけなのです。違う方法を試し続けるのです。 赤ん坊がハイハイから立ち上がり歩行の練習をします。そこでバランスを崩して転んだとします。あなたは、「もう危険だから立ち上がって歩こうとしなくてもいいよ。そのまま寝てたほうが安全だから」と言うでしょうか? きっと違うと思います。あなたは、「今度はうまく行くよ、バランスのとり方を覚えるまで、何度も何度もチャレンジを促すでしょう。」人生についても同じなのです。失敗はチャレンジの証なのです。一度や二度うまくいかなかったからといって諦めてしまうのは「うまくいかない考え方」の代表選手なのです。不運だから、周囲が悪いからなどと考えるのでは無く、次の実験をしてみよう。きっとうまく行く方法はある。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Thinking success will help you. http://www.kokoro-pc.com━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━