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カテゴリ:回顧録
もし15のあの夏に戻って・・♪
そこからもう一度やりなおせたら・・・♪ 時々、思い出してはとても切なくなる人・・・。 今どこにいるんですか? 元気にしていますか? あの頃の事、覚えていますか? あなたの事を思う時、今も感謝と後悔の気持ちでいっぱいになります。 中2の時、どうしても心を許せる友だちがいなくて、 休み時間にもひとりになりがちだった私。 うわべだけのつき合いができる友だちはいたけど、 話しも合わなかったし、ひとりでも平気だったから・・。 ちょうど思春期真っ盛り。 クラスの男子たちは女の子の体を触りたがって・・(笑)。 ほんと、子どもなんだから・・。 何人かの男子に囲まれて、逃げることができなかった私。 今だったら、なんとでもできるのに。 狙われる子はだいたい決まっていて、 してくる子も決まっていて・・。 あんたね、小6の修学旅行の時に、私のこと好きって言いに来たじゃん! なんでそんないじわるするのよっ! 今だったらわかる・・・きっとまだ好きでいてくれたんだね。 「嫌いっ!」って言ってしまったのに・・。 あまりにもしつこくされた時に、助けに来てくれた彼・・・。 「嫌がってるだろ!やめろよ!」と。 自分だって他の子にしてるくせに・・。 授業が始まって・・前の席だった彼が、 後ろを振り向いて、じっと私の顔を見つめる。 瞳を見ているうちに、涙が出てきて・・・・。 それに気づいた先生。 「おい!何女の子泣かしてるんだ!」 「え・・俺・・何も・・」 「じゃ、お前か!?」と隣の席の子。 「へ?なんで・・?」と何も知らない隣の子(笑)。 「アホ!はよ泣きやめ!」と彼・・・。 男子はまだ飽きない。 毎日、毎日・・・触るなぁーーーー! それを見て見ないふりをする女子も嫌い!! 誰も助けてくれない・・・。 彼が近くにいる時は、いつも助けに来てくれる。 男子たちも彼がいないのを確かめて、私の所に来る。 「泣いてもあいつ来ないからな!」って・・。 えーーーん! 教室に戻ってきたら、いつも私を探してくれる。 そして「俺の彼女に手出すな!」って言ってくれる。 でもね・・・私・・・・ありがとうって言えなかったの。 だって、私は自分に自信がなくて、からかわれてるって思っていた。 他の女の子と仲良く話しているのも見ていたし、 ちょっと不良っぽかったけど、男子の中でも信頼が厚くて、 一匹オオカミ的なかっこよさがある子だったの。 だから、私なんか・・・・って。 好きって言われても、私もと言えない。 ありがとうさえも言えない。 私って・・・バカだよねーーー! 中3になって、今度は男女とっても仲良しのクラスになった。 いつも笑顔でいられるクラス。 彼とは遠くなってしまった。 会うことも少なくなって・・。 友だちと一緒に帰るために待っている廊下でだけは会えた。 窓の外を見てると、すっと横に来てくれた。 でも、素直じゃない私・・・・。 ある日、彼が他の子とつき合ってるっていう話を聞いた。 そうだよね・・私・・全然ダメな子だったもの・・・・。 いつも私のことを悲しそうな目でみていた彼。 ごめんね・・・。 彼はきっと言いたかったんだろうなぁ。 素直になりなよ、って・・・。 一度言われたことがある。 「僕と結婚しよう!」 みんながいる前で言われても困るよ・・・・。 「え・・・10年たったら考えるよ」 「10年かぁ・・待てないなぁ・・」 24の夏・・・ 「10年たったよ」と思う自分がいた。 中学時代の親友に、このことをやっと言えたのが、結婚して子どもも生まれてから。 「もし、私が死んだら、彼にほんとはずっと好きだったって伝えてね」と。 彼女、ちっとも知らなかった、と。 「なんかさ、チンピラが良家のお嬢さんを好きになって、 守ってあげたかったって感じだなぁ」って。 そんなぁ・・・・(笑)。 でも、約束してくれた。 もしもの時は、絶対探し出してあげるからね、と。 今も時々思い出すのは彼のこと。 卒業してから会ったのは高1の春だけ。 あの瞳は今も変わっていないかしら? もし15のあの夏に戻って・・♪ そこからもう一度やりなおせたら・・・♪ ちゃんとありがとうと言おう。 そして、私も好きって...言おう。 そこから何も始まらなかったとしても・・・。 ちょっとセンチな気分は、省吾さんの曲を聴きながらこれを書いたから。 書いたまま、保存していたけど、 UPしたらこの気分とサヨナラできるかな。 ・・・と、こっそりUP(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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