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カテゴリ:読書
『花束のように抱かれてみたく』 俵万智 /稲越功一 <167>
俵万智の歌に稲越さんの写真。 とてもきれいで・・うっとり。 去年(こぞ)ともに歩きし人よ 「いない」ということ思い知る葉桜の下 同じ季節がめぐり、同じように葉桜になって、 あぁ、去年と同じだ・・ そう思った瞬間、去年とは違う自分の姿を あらためて感じさせられる。 それが切ない現実であれば、「感じる」ではすまない。 「思い知る」ことになるのだ。 短歌とともに添えられた文がまた素敵。 花の写真とともに、心があらわれる。 立ちどまりしゃがんでみよう たんぽぽが世界を見ている高さになって この歌も好きです。 ブーゲンビリアのブラウスを来て会いにゆく 花束のように抱かれてみたく 「あれ、鉢植えの花よねえ」・・・ たしかに花束にはなりにくいかも。 でも、いいのです。 鉢植えみたいに抱えてもらっても、大好きな人の胸ならば。 はい♪わたしも! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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