2010/04/07(水)18:09
ローマはますます、洗練されて。
ローマの話に戻ります。
2年ぶりに、ローマを訪れて、
ますます町がこぎれいになっていることに驚きましたね。
2年前も、「あ、きれいになっている」と思ったものですが、
さらに、ゴミは減り、いたずら書きは減り、
遺跡は修復され、磨かれ・・ああ、ちゃくちゃくと、
観光都市として、ブラッシュアップしているな、という印象でありました。
タクシーもタクシー乗り場に整然と並んでいるし、
5人乗れるバンを使ったタクシーも随分と走っていて、
グループ旅行者としては、ありがたいことでした。
もうひとつ、驚いたのは、レストランで出されるパスタの量が、
上品に少なめになっていること。
それに、ドルチェ(デザート)の甘みが抑え気味になっていること。
以前は、日本の料理本では、1人前80gとなっているパスタが、
イタリアでは一人150グラムもあって、
私なんざ、とても食べ切れない量だったのですが、
今回入ったどのレストランのパスタの皿も、
心持ち、控えめになっている・・。
ドルチェも、かつての「死にそうに甘い!」というのはなくなって、
「あれ、食べやすいじゃない」という印象。
大きさも、若干小ぶりになっているような。
外人に合わす、なんてことは思いもつかないイタリア人なんですが、
時代なんでしょうかね、大分変りつつある。
いいことなんですが、あのローマ独特の「混沌」が好きだった私としては、
嬉しくもあり、やや寂しくもあり、ですかね。
ほら、イイオトコなんだけれどダサくて、だらしなくて、
「あなたの良さなんて、理解できるのは、私ぐらいよね」
と思っていた男が、金周りでもよくなったか、小ざっぱりと垢ぬけてしまい、
みんなの認めるところになったりすると、
嬉しいの半面、ちょっと、寂しいような・・そんな感じ。
ま、でも、観光立国・イタリアの今後に期待です。
★写真は、裏通りで見かけた、スシのデリバリー屋さん。
ああ、こんな店も、出だしたんだぁ、と印象的でした。
デリバリーだけのようですが、「銀の皿」みたいな
寿司セットが配達されるのでしょうか?
およそスシ屋の雰囲気とかけ離れた店先では、
イタリア人のオネーチャンが、掃除をしてましたっけ。