神谷ちづ子・ついつい・一言

平沼赳夫氏と与謝野馨氏が、新党結成を決めたようですね。

石原都知事が応援団だとか。


それに関して、マスコミはこぞってネガキャン風だとか。

曰く、旧体質の自民党そのままの人たちじゃないか、

曰く、老人ばかりで新鮮味がないではないか、

曰く、あの二人じゃあ、意見が合うわけがないじゃないか・・と。


外国にいると、日本のワイドショー、報道番組が、

どういう伝え方をしているのか、分からずもどかしいですが、

ネット上のニュースタイトルを見る限りでは、

「うん、確かに、足を引っ張りたいらしい」

とは思いますね。

まだ、スタートもしていないのに。


個人的には、「自民党」でガッツリ固まってもらって、

大きな勢力として、目の前の参院選を戦ってもらいたいとは思っていて、


その辺が、とても残念ではあるのですけれど、

あの先生方のもどかしい思い、危機感というのは、

とてもよく分かるし、こういう動きが出てくることは、

止むを得ないのかな・・とも思うわけです。


そもそも、「老人ばかり」という非難は、

してはいけないのではないか。

確かに、男って、年取るごとに頑固で短気で気難しくなっていって、

困ったものだ・・と思うこと多々ですが、


今回の場合、本当に危機感を抱いての、行動なのだろうと思うのですね。

このまま日本を放っておいては大変なことになる・・と。

その強い思いが、「いろいろあるけれど、まずは行動」

と新党結成になった。

そこは、評価したいと思いますね。

老体に鞭打ち、敢えて、いばらの道を選んだわけですから。

なにもしないより、よほどりっぱです。


もし、年配の女性が集まって、こういう新党を立ち上げたら、

マスコミは、ゼッタイ「老女ばかりが」とは非難しない。

差別だ・・と大変なことになりますよね。

男の場合だって「老人であること」で非難するのは・・いけないことではないか。

こういうのを何と言うのか・・パワハラじゃなくて、ジェネハラ？

自分がジワジワ年取りつつあるんで、余計思うんですが、

「若けりゃいい」みたいな理論を平然と口にする今の日本は、

間違っていますよ。

個人的には、若い人・・好きですけどね。



ネットのコメントに、「マスコミが一斉にネガキャンペーンを

張り出した・・ということは、この新党がいい党で、脅威である、

ということなんだ」というのが多々ありました。

なるほど、確かに・・と思うところはある。


マスコミが持ち上げると、怪しい、

バンバン叩くと、なるほど、背後に困る人たちがいるのか・・と

思考する日本人ってのも、悲しいものですけど。