◇１月１４日　　報知　　田中は１軍スタート…楽天スタッフ会議で決定


　楽天は１４日、仙台市内でスタッフ会議を開き、高校生ドラフト１巡目で入団した田中将大

　投手（北海道・駒大苫小牧高）を１軍キャンプに参加させることを決めた。

　春季キャンプは２月１日から２１日まで沖縄・久米島で行う。

　中盤以降に５試合の紅白戦を予定し、１軍スタートの全投手を登板させる方針。

　野村監督は田中について「厳しく、愛情を持って育てたい。実戦の能力を知りたいし、

　アドバイスもしたい」と話した。

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　◇１月１５日　　河北新報　　春季キャンプ　田中１軍スタート　楽天コーチ会議


　東北楽天のコーチ会議が１４日、仙台市青葉区のホテルで開かれた。

　野村克也監督と橋上秀樹ヘッドコーチら１、２軍のコーチ陣が参加し、２月１日に沖縄・久米島

　で始まる春季キャンプの日程や１、２軍のメンバーなどを決めた。

　大型ルーキー、田中将大投手（北海道・駒大苫小牧高）は１軍スタート。

　メンバーは後日発表する。

　ほかに新人では永井怜投手（東洋大）嶋基宏捕手（国学院大）横川史学外野手（青学大）

　渡辺直人内野手（三菱ふそう川崎）の大学生・社会人指名の４選手に加え、育成の中村真人

　外野手（シダックス）が１軍入り。

　岩隈久志、一場靖弘、松崎伸吾、青山浩２の各投手らも１軍スタートを切る。

　今キャンプは８日からの第３クールで紅白戦を初めて実施。

　昨年の第４クール最終日（１５日）から繰り上げるなど、より実戦中心の練習を予定している。

　野村監督は「失敗は紅白戦でどんどんやってもらい、本番でなくしてほしい」と話した。

　春季キャンプは１軍が久米島球場で２月２１日まで、２軍が仲里球場で３月４日まで。

　期間中の休日は２月３、７、１２、１７日で、ほぼ４勤１休のペースとなる。

　１軍は２２日にロッテとのオープン戦に備え、鹿児島に移動する。


　＜野村監督、田中を特別扱いせず＞

　１軍スタートが決まった田中について、野村監督は「スピードボールは天性のもの」と改めて

　高く評価した。

　今春のキャンプは実戦的な練習を昨年より早めに行う方針で、「プロの必要条件を見つけて

　やればいい。ここは通用するとか。難しいことじゃないでしょう。制球は努力で身に付くから」

　と期待した。それでも、「今、ちやほやされるとろくなことにならない。厳しくしないと。

　あくまで組織で動いている」。注目のルーキーといっても、特別扱いはしない。

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　◇１月１５日　　サンスポ　　楽天一軍キャンプは『Ｕ－３２』…田中の一軍スタートが決定


　まさに『Ｕ－３２』だ。楽天は１４日、野村克也監督（７１）らが出席して仙台市内のホテルで

　スタッフ会議を開き、２月１日からの沖縄・久米島キャンプでの日程や一、二軍のメンバーを

　振り分け、練習メニューなどを決定した。

　高校生ドラフト１巡目の田中将大投手（１８）＝駒大苫小牧＝の一軍スタートが正式決定した

　ほか、日本人選手の一軍メンバーは最年長が３２歳という球界史上最も若い？

　顔ぶれのキャンプになる。


　一軍キャンプに帯同する投手１９人のリストのなかに、田中の名前があった。

　長距離走が苦手な一面を見せても、方針は変わらず。マー君は一軍スタートだ。

　「あせっちゃいけないとはいっても、やっぱり実戦で能力が知りたい。

　その上で、いいアドバイスをしていきたい」

　野村監督は自らの目で見ながら育てる考え。

　キャンプ２日目からフリー打撃に投手を登板させるなど、早い段階に実戦形式を取り入れる

　メニューのなかで「紅白戦やオープン戦で失敗して、シーズンでの失敗を少なくすればいい

　んだ」と経験を積ませるつもりだ。

　一軍メンバー４３人のうち１０代は田中だけだが、実戦形式が早くなる分、顔ぶれは若手が

　中心。３８歳の山崎武、４０歳の吉田らベテラン勢は島内の別の場所で行われる二軍での

　調整となり、日本人で３０代は９人だけ。最年長が３２歳の礒部という、プロ野球のキャンプ

　史上で最も若いかもしれない“Ｕ－３２キャンプ”となる。

　「かなり若いメンバーだけど、実戦形式が早くなることを考えた人選。そうなるのは当然」

　と橋上ヘッドコーチ。ベテラン勢には２月１９日に予定される最後の紅白戦に間に合わせる

　ように指令を出し、すでに二軍スタートも通告している。

　これなら「年の離れた人とうまくコミュニケーションがとれるかどうか不安」と話す田中もひと

　安心？今季の飛躍を担う田中を含めた“Ｕ－３２”は、実戦漬けのキャンプでノムライズムを

　吸収していく。

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　◇１月１５日　　報知　　１軍スタートも野村監督「田中を特別扱いしないで」


　楽天・野村克也監督（７１）が金の卵のＶＩＰ待遇を禁止した。

　１４日、仙台市内のホテルでスタッフ会議が行われ、高校生ドラフト１巡目、田中将大投手

　（１８）＝駒大苫小牧＝の１軍キャンプ参加が正式に決定。

　指揮官は注目度抜群のルーキーを、他の選手と同列に扱うよう通達した。

　キャンプ全体の流れを話し合うスタッフ会議で、個人に関する取り決めは異例。

　野村監督は「田中だけ特別扱いしちゃいけないとは言っておいた」と説明。

　１、２軍首脳陣のほか、編成部、スカウトら４０人が集まった席でクギを刺した。

　現場のリーダーとしての判断だ。「チームはあくまで組織で動いている。特別扱いは全体

　の雰囲気が悪くなる」。普段はその“宣伝効果”を有効活用しているマスコミに対しても、

　「ちやほやせず、愛情をもって厳しく！」と依頼した。

　もちろん、能力に対する期待は大きい。

　「焦っちゃいけないと言いながら、実戦の能力を知りたいし、アドバイスもしたい。

　プロ野球で必要な条件を見極めてやればいい」全体の和を尊びながらも、みずからの手で

　英才教育を施すつもりだ。

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　◇１月１５日　　デイリー　　ノムさん「田中を特別扱いしない」


　楽天が１４日、仙台市内のホテルでスタッフ会議を行い、高校生ドラフト１巡目の田中将大

　投手（１８）のキャンプ１軍スタートを確認した。

　野村克也監督は、田中を特別待遇せず、１軍生き残りへ横一線で競わせる方針を明かした。

　金の卵といえど、キャンプからは“鬼監督”として接する。これまでは、田中に対し厳しい発言

　は控えて？きたノムさんだが「特別扱いしてチームの雰囲気を悪くしたくない。

　チヤホヤすると良くなるもんも良くならない」と語気を強めた。

　新人が行う球拾いや練習準備などの雑用はもちろんのこと、他の選手と同様に接するつもりだ。

　特別扱いしない代わりに平等にチャンスは与える。

　９日から紅白戦が始まるが「出来具合によって（登板）はある。実戦の能力も知りたいし、

　アドバイスもしたい」と期待を寄せた。

　その代わり悪ければ２軍落ちの可能性もあり、高卒ルーキーには厳しいキャンプとなりそうだ。

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　◇１月１６日　　楽天イーグルス公式サイト　　 2007年度久米島キャンプ　参加メンバー